2022年4月21日 / 最終更新日 : 2022年4月21日 staff17 本郷台ブログ ハートリンク放課後等デイサービス本郷台≪お箸リレー≫ こんにちは。ハートリンク本郷台です。 最近暖かい日が増えてきたと思えば雨が多くなって気温が下がったり、綺麗に咲いていた桜の花が散って行ったと思えば虫やほかの植物が活発になったりと、生活を含むすべての時期の移り変わりを段々と実感するようになってきました。雨の日が少なくなってくると供に気温も上がって気持ちの良い日が来そうですね!お子様と自然を感じながらゆっくりお散歩などいかがでしょうか?? さて、ハートリンク本郷台ではADL訓練の一環として「お箸リレー」に取り組みました。 食事は毎日とる日常生活の作業(ADL)でお箸の使い方は非常にニーズが高いですね。今回はそんな「お箸」に焦点を当てた活動に取り組みました。 活動内容 活動内容としては2グループ対抗のリレー形式で行いました。 ①活動の説明 ②チーム分け・走順や作戦の話し合い ③説明の流れに沿ってリレー開始 上記にあげた流れで活動を行いました。また、活動の説明時にはお箸の持ち方の説明やお手本を見せる等のレクチャーを行ってから活動に取り組みました。リレーの内容としては、お皿の中に入っている毛糸や豆を隣のお皿に移し、すべて移し終わったら次の走者へバトンタッチするルールで行い、3回以上に分けてお皿の中のものを移し替えるお約束も事前に取り決めて行いました。 活動目的 今回のお箸リレーは参加者のお箸の持ち方や操作性のアセスメントを行い、得た情報をもとに操作性向上のプログラムを立案する事を目的に取り組みました。 お箸の基本的な持ち方はありますが、人によって細かな癖がある事により操作性が低下する場合もありますので部分ごとに観察を行い、アセスメントを取ることが重要になります。ですが、正しい持ち方をしているから操作性が上がるという訳でもありません。 人それぞれに持ちやすいと思う感覚は様々で、その持ち方でスムーズに操作できるのであればそこから持ち方を矯正すると操作性が下がる可能性もあります。お箸を使うにしても、つかむ食材の大きさや硬さなどによって握り方や使い方の多様性は様々です。状況に合わせた握り方や使い方を知らないことによって使いにくさが生じることが多いので、状況に合わせて使い方を変えていく事を覚えるのが重要になります。ですので練習をする際などは、様々な大きさや硬さのものを工夫して上手くつかめるのかをゲーム性を持って楽しく考えながら実践するのが成長への第1歩であると考えています。 持ち方からの基礎がなく、つかむことも難しいお子様に関しては、お箸を1本ずつ持ち動かし方を覚えたり、市販で売っているエジソンのお箸等のお箸の持ち方を補助してくれる道具を使うこともおススメです。 活動の様子 実際に活動を行ってみたところ・・・・ 皆さん、毛糸に関してはスムーズに移すことが出来ていました!移し替える際にはとても真剣な眼差しが見え、集中して取り組むことが出来たようです。リレーというゲーム性を加えたことによってより真剣に、楽しみながら活動に取り組んでいました。 マメを移す際にはつかむ際の力加減や、お箸を入れる角度等に苦戦するお子様の様子も多々見られましたが、力加減やお箸のアプローチ方法をアドバイスすると、マメを移すことが出来ました。 移し替えることが出来た際には達成感あふれる表情が見られました。 終わりに 最後まで読んで頂きありがとうございました。 お箸操作は生活の中でニーズが高いからこそ楽しみながら自然に覚えることが出来ることを目標に取り組んでいきますので今後も宜しくお願い致します。 雨も多いとはいえ気持ちの良い日差しの日も多くなりましたので、心も体もリフレッシュしてお子様とともに元気に楽しく毎日をお過ごしください。 それではまた次回も宜しくお願いします!