ハートリンク放課後等デイサービス本郷台 ≪二次利得≫
夏休みも明けて新学期がスタートしましたね…。自分の小学校の時を思い返すと、夏休み前には「今年こそ早い段階で宿題を終わらそう!」と意気込んでいましたが、いざ夏休みが始まるとやりたい事を優先してしまい、夏休みが終わろうとする頃に「夏休みの宿題が…💦」とバタバタと宿題をやっていたなぁと振り返る事が多く、ある児童を見ると「自分と一緒だな…。」ある児童を見ると「自分がやりたかったのはこれだ!」と児童たちに携わる中で色々な感情を抱く事があります!笑
今回のブログは、支援の中で意識している事ではありますが、普段の支援の様子とは少し切り離してお話をさせていただきたいと思います。文章だけになってしまいますが、児童や保護者様だけでなく、私たち支援者なども含めた全ての方に通じると思いますので、お付き合いいただければ幸いです。
「○○をしたい!」「○○になりたい!」「こうしたほうが楽だ!」と決めていたにも関わらず実際は行動していない…。そんな事って私たち大人もよくあると思いませんか?
例えば、「人と本音で関わりたい」なんて一度でも思った事がある方も少なくはないんではないでしょうか。その願望を「明日から…」「来週から…」「来月から…」と先延ばしにして、気付いたら年を越しているなんてこともありませんか?
では、なぜ「こうなりたい!」と思っているのにすぐに行動出来ないのでしょうか…。
その人にとって「人と本音で関わりたい」という願望が紛れもない本心とするならば、こうは考える人もいるのではないでしょうか?
本音を言った事により…
「嫌われる」「馬鹿にされる」「笑われる」「怒られる」「迷惑をかける」「心配をかける」「弱い・出来ない人間だと思われる」
このようになってしまった場面を想像してしまう…。これってとても怖いですよね。
本音で関わりたいと望みつつも、本音を言わなければ嫌われたり馬鹿にされる恐怖を感じないで済むというメリットがあるのです。
このメリットを【二次利得】といい、本音を言わない事で怖い感覚に触れないように自分を守っているのです。
人間の行動の原則とは、『不快を避け快を求める』ことにあり、変わらないことにより恐怖を感じることもなく平和でいられるので、人は無意識に今の状態を選んでいるのです。(変わるよりも今の方がマシという感覚かもしれませんね)
勉強も人との関わりも目標に向かう際に、多かれ少なかれ不快(苦痛)が伴う事があります。その不快よりも目標達成した時の快(喜び)が大きいと、人は不快を不快と感じなくなり、不快すらも楽しめるようになります。
不快に感じる事柄は人によって様々ですが、不快に感じる事を続けるのはしんどいですし、勉強も人との関わりも楽しく出来たらいいですよね。そのためには、自分の快(喜び)が不快(苦痛)を上回るように感じられれば、不快が不快にならなくなると思いますよね(^^
またのご閲覧お待ちしています。