2020年2月3日
/ 最終更新日 : 2020年2月3日
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本郷台ブログ
ハートリンク放課後等デイサービス本郷台 ≪個人行動と集団行動≫
こんにちは。ハートリンク放課後等デイサービス本郷台です☺
先日ハートリンク本郷台では東京タワーに行ってきました。夕方に比べると空いてはいましたが家族連れ・カップル・海外からの観光客など多岐にわたり、年齢層も様々でした。そんな中で展望台に着くと東京タワーからの景色にテンションも上がり、東西南北景色は違い、興味を示す建物なども様々でしたが、そんな中でも「○○が見たい」と自分の意見をきちんと伝える事が出来たり、「みんなが行きたいなら…」と意見を譲れる場面があったりと上手に見学をする事が出来ていました。
さて今回は学校なども含めた社会で生活する上で欠かせないものの一つである「個人行動」と「集団行動」についてお話をさせていただきたいと思います。
●プライベートを楽しんだり、自分の将来を考える上で大切な「個人行動」
●学校や職場などで必ず必要となる「集団行動」
「個人行動」「集団行動」この二つは一見対立しているようにも思いますが、どちらにもメリット・デメリットがあります。
個人行動について
個人行動を選択する人の中には「気を使いたくない」「妥協したくない」「人のペースに合わせたくない」「依存したくない」「感覚を大事にしたい」と思う方もいるでしょう。
【個人行動のメリット】
個人行動と言われた時に真っ先に思い浮かぶのは「自由に行動出来る」「好きな事が出来る」等ではないでしょうか?これは個人行動をする上での最大のメリットとなり、具体的に「何をするのか」「いつやるのか」「どこでやるのか」「どのようにやるのか」等を1から10まで自分で決める事が出来ます。
つまりは、どう行動するかは全てが自分次第であり、「自分のやりたい事=やるべき事」としてアクションを起こす事が出来ます。
【個人行動のデメリット】
個人行動の場合、全ての行動を自分で決めているため、責任も全て自分に降りかかってきます。
個人行動は良くも悪くも行動の結果が自分に還元され、ほぼ100%において責任を負う事となります。
集団行動について
学校…社会…友人関係…と生活していく中で欠かせないのが「集団の中での生活」。しいては集団行動となります。
【集団行動のメリット】
規模の拡大がしやすく、人が集まる事により様々なアイデアや繋がりが生まれます。また一人では出来ない事が、集団になる事により出来る事もあります。また、一人では解決が難しい場面に直面した時に周りの人と協力をして対処する・いざという時に助け合える仲間・環境がある事は大変心強いのではないでしょうか?
【集団行動のデメリット】
集団行動をする上で必要となるのが「一人の個人的な視点」よりも「集団的・組織的な視点」ではないでしょうか?人が集まる事により、ルールやアプローチの仕方は数多く存在する事になります。そのため、「私はこう思う!」「私はこうしたい!」という事があっても、自分の思い描いた方法で物事を進められる可能性は低くなります。学校…社会…など人が多く集まる場所では、個性が出しにくくなる環境が生み出される可能性が高くなります。
まとめ
「どちらが正しい」という事はなく、生活をしていく上では「個人行動」「集団行動」どちらも大切なスキルであると思います。そのため、どちらのスキルも持ち合わせる事が大切になるのではないでしょうか?
社会に出ると接する人も学生時代よりも多くなります。合う・合わないも多くなります。個人行動であれば全ての行動の責任が自分自身ではありますが、集団行動では「○○に行きたくないから行かない」という選択をした際に多くの人に迷惑がかかります。そのため、場面を理解して行動・社会のルールに沿った行動を選択するスキルを獲得する必要があります。
今回の外出では、児童たちが自分の意見を押し通すだけではなく、場面を理解してその場に合わせた行動をしている様子を見て、とてもすごいと感じました。これからも社会に出た時に周りを考えて行動出来るスキルの獲得が出来るようにスタッフ一同で支援をしていきます。
またのご閲覧お待ちしております。