ハートリンク放課後等デイサービス本郷台《シルエットクイズ》
こんにちは。ハートリンク放課後等デイサービス本郷台です。
足元を踊る色とりどりの落ち葉や風の冷たさに、晩秋を感じる季節となりました。 ハートリンク本郷台では先日、SSTとして「シルエットクイズ」を行いました。
シルエットクイズとは・・・
シルエットクイズとは、輪郭しか分からない黒い絵を見せて、その絵が何かを当てるクイズです。
問題となる絵はPCを使用してプロジェクターに映像を映し出し、映し出された絵の形から答えを導き出して、答えを解答用紙に記入してもらう事としましたが、問題がプロジェクターから映し出された事で児童たちは興味津々に食い付いて参加していました。
今回のシルエットクイズの狙いとしては、「指示理解」と「想像」の2点としました。「指示理解」は、ルール説明の前に6つのお約束をし、それを守れるかどうかを見ました。また、 「想像は」では映し出された絵の形から、どのくらい正解できているかを見ました。
6つのお約束
児童たちのスキル・特性、今後習得してもらいたい行動を考慮したお約束を今回は6つの提示しました。
①先生が話している時は0の声で聞く
②質問がある時は先生がどうぞと言ってから話す
③自分の力だけで答える
④答えが分かった時には、言葉に出すのではなく、解答用紙に書く。
⑤ゲーム中に分からない時は挙手をして、「分からないので教えて下さい」と言う。
⑥上手くいかなくても参加する。
それでは、シルエットクイズスタート!
シルエットクイズ
指示理解の部分では、6つのお約束をとても良く守る事ができていました。特に③自分の力だけで答える。④答えが分かった場合、沈黙を守り、答えは解答用紙に書く。⑥上手くいかなくても参加する。に関しては、難しい課題でしたが、お約束を守る事ができていました。最初にお約束を提示したことも良かったようです。
想像の部分では、みんなライオンやカンガルー、ゴリラやゾウは分かる事ができました。ライオンで言えば「たてがみ」、ゾウで言えば「長い鼻や牙」という分かりやすい特徴があったからだと推測されます。その動物の特徴をとらえて想像できたのではないかと考えます。
動物問題で一番正答率が低かったのはカエルでした。カエルはシルエットからでは特徴を捉える事が難しいため、正答率が低かったのではないかと考えられます。
カエルを、サルやヒツジと書く児童もいました。動物の問題は、全体的に正答率が高い結果になりました。一方、アニメの問題は、全体的に低い正答率となりました。
その理由としては、動物は、学校にある図鑑や動物園など、普段の生活で触れる機会が多いからではないかと考えられます。アニメは、見ない人であれば、触れる機会があまりありません。また、児童によって好きなアニメはバラバラです。シルエットクイズの問題としては、あまり適切とは言えないかもしれません。今回はその点が改善点であると考えられます。
楽しみながらできちゃった
みんな、壁に映されたスライドを食い入るように見てクイズを楽しむ事ができました。少しハードルの高い問題を提示しても、投げだすことなく、「うーんなんだろう?」と一生懸命に考え、楽しみながら取り組む事ができました。