ハートリンク放課後等デイサービス本郷台《スケルトンリーフ》
こんにちは。ハートリンク放課後等デイサービス本郷台です。
年が明け、年度替わりまで残り3カ月となりました。子どもたちの成長に繋がるように、1日1日の支援を大切に努めていきたいと思います。
さて、先日ハートリンク本郷台では「スケルトンリーフ作り」という化学の実験を行いました。
スケルトンリーフとは?
スケルトンリーフは「葉脈標本」とも呼ばれ、葉っぱの葉肉を取ってしまって葉脈だけにしたものです。
狙い
葉脈や化学物質についての知識の獲得、実験の手順の指示理解だけでなく、生命の不思議さ、美しさを体感することを狙いとしました。
講義
まず、講義から行いました。スケルトンリーフの日本語訳、別名、標本とは何か、葉脈とは何か、スケルトンリーフの作り方、なぜ葉脈だけが残るのかなどの内容を扱いました。
都度児童に質問をしながら進めて行きました。
今回扱う題材は、小学校中学年から高学年の内容なので、言語補助や視覚補助も適宜入れました。そのせいか、活発に挙手する様子が見られました。
みんな集中して講義を受けることができました。
実験の流れ
今回は椿の葉を使いました。椿の葉は大まかに言うと、中心から、葉脈→葉肉→クチクラ層という構造になっています。
水に葉と重曹を入れて、葉を煮込みます。
重曹はアルカリ性なので、茹でることで葉肉に含まれるタンパク質や炭水化物だけが柔らかくなります。
葉肉が柔らかくなると、クチクラ層が剥がれやすくなります。
クチクラ層を剥がした後、残った葉肉を歯ブラシでトントンすると、葉脈だけが残ります。
次に葉脈を漂白剤で漂白します。この作業は指導員が行います。
最後に漂白した葉に食紅で色をつければ完成です。
スケルトンリーフ作り
クチクラ層剥がし
水に椿の葉と重曹を入れ、前もって2時間ほど茹でておきました。
児童1人につき指導員が1名つき、順番にクチクラ層を剥がす作業を行いました。この作業は難しいので、葉脈を破いてしまった時用に既にクチクラ層を剥がしてある葉も人数分用意していました。
しかし驚いたことに、どの児童もとても丁寧にクチクラ層を剥がすことができました。作業に入る前に指導員から言われていた、葉脈を破らないように優しく行うという注意事項を守ることができました。