ハートリンク放課後等デイサービス本郷台≪計算すごろく≫

こんにちは。ハートリンク本郷台です。
早いものでもう7月中旬、児童にとってはお待ちかねの夏休みがもう間近ですね!学生の頃の長い夏休みがもう懐かしくてうらましいです…(笑)
ただ最近では豪雨による被害が出ていたり熱中症アラートが出ていたりしますので、夏休み中のお出掛けなど安全面や体調管理にもお気を付け下さいね!
また、7月といえば七夕もありました!みなさん短冊は書かれましたか?
ハートリンク本郷台でも七夕にちなんで様々な活動を行いましたが、今回ご紹介するのは「織姫&彦星計算すごろく」です!

すごろくの内容

すごろくを行った曜日のターゲットが「学習」でしたので、マスに計算問題が書かれているすごろくを行いました。
すごろくは計算スキルの習熟度別に2種類作りました。
青い方が主に高学年向けで足し算・引き算は数が比較的大きいもの、かけ算とわり算も入れて文章問題と計算のみのマスを半々ずつにして計算能力のみでなく読解力の向上も目的に取り組みました。
黒い方は主に低学年向けで足し算・引き算のみで答えが10前後になるもので作っていきました。特に繰り下がりに対する苦手意識が出やすい為、文章題よりも計算のみのマスを少し多めに取り入れ、計算能力の向上・数の概念理解に努めていきました。
2グループともに共通した目的はヘルプ要求の練習です。計算や文章の理解が難しい時に質問すると約束をしました。
いざ、すごろくスタート!

それぞれのコマを持ってサイコロの出た数進み、止まったマスの問題に取り組んでいきました。
正解したら+1マス進める(不正解の場合は元のマスのまま)と提示もしたので正解するとみんな喜んでいました!
文章題の式の立て方に悩む児童が散見されましたが、文章に出てくる数字の変化の流れを動きを交えて視覚的に伝えると理解に繋がっていきました。
繰り下がりの計算はさくらんぼ計算をしていた児童たちが「12-1」の式で難しい様子が見られました。繰り下がりはないのですが引かれる数の12が2桁なのでさくらんぼで行おうとするも数の分け方が難しかったようですが、繰り下がりがないと理解に繋がると計算は早かったです。
計算を乗り越え一人一回はゴールが出来て満足そうでした!

工夫ポイント

今回のすごろくは計算をして進んでいく流れでしたが、ただ計算をしていくだけではモチベーションには繋がりにくいですよね。意欲を引き出すためにいくつか工夫をしてみました。
・ストーリーを作る
年に1回しか会う事が出来ない織姫と彦星は七夕の日を楽しみにしていましたが、意地悪な○○(職員の名前)星人が天の川の星たちを計算問題をクリアしていかないと進めないよう魔法をかけてしまったので、二人はお互いに会うために挑戦を開始したというストーリーで導入しました。
職員の名前を使う事で笑いも起き、注目を引く事が出来ました。
・スタートとゴールを往復できるようにし、ゴールするたびに好きなシールを貼る
ゴールをしたらシールを貼れるという強化子を用意する事でモチベーションに繋げました。実際にゴールした時に「どれにしようかなー!」とみんな嬉しそうでした。
また、マスの数が多くなりすぎるとゴールが遠く感じたり、活動時間内にゴールできなかったと失敗体験に繋がる事を考慮して数を調整しました。先にゴールした児童が手持無沙汰にならないよう往復して再度スタート地点に戻れればさらにシールをゲットとする事で意欲継続していきました。
みんな計算でも楽しみながら取り組んでくれていたのでよかったなと思います!
今後も苦手意識が働くような内容でも環境設定や提示の仕方を工夫する事で意欲を引き出せるよう支援していきます!

 

またのご閲覧お待ちしております。