ハートリンク放課後等デイサービス本郷台【触覚防衛】

皆さん体調はいかがですか?すっかり真冬の寒さでセーターやマフラー、手袋などの防寒着が手放せませんね。しかし、実は私はあのセーターのチクチクした感じが苦手なんですよ。「わかるわかる」とうなずいてくれている方もちらほらといらっしゃいますね。私は苦手ではありますが、絶対に着ないというわけではありませんし、寒ければセーターやマフラーだって付けます。

それが例えば、より顕著に現れたらどうでしょうか?

【特定の物に触れることが出来ない】【身につける物への拒否やこだわり】【歯磨きや爪切りが苦手】などなど。

それが今回のテーマ「触覚防衛」です!!

以前、2019年最後のブログで「触覚」についてお話ししましたが、今回はその話の続きです。気になる方はぜひバックナンバーをご覧ください。

では「触覚防衛」の防衛って何から身を守ろうとしているのか?

それはもちろん、様々な危険からです。

皆さんは、脇腹や首に触れられるとくすぐったくなりませんか?それこそがまさに古の時代から続いている原始的な防衛本能が働いている証拠です。

首や脇腹、頭や顔などは攻撃をされたら、命を落としかねない人体の急所です。そこを守ろうとして防衛反応として避けようとしている反応です。だから、くすぐったく感じて避けたくなるんですね。

さてさて、ここからが本題ですが、そういった防衛反応が強く出てしまうと、先ほどの記したような【特定の物に触れることが出来ない】【身につける物への拒否やこだわり】【歯磨きや爪切りが苦手】などの状態になるわけです。

 

さてさて、ではこの触覚防衛に対してのアプローチで、どんなことをハートリンク本郷台では行っているのかというと、以前にブログで書いた。「背中伝言ゲーム」もそのうちの1つです。

他にも食育などで調理を行っていたり、

工作や手遊びなどで様々な感触に触れ少しずつアプローチしています。

余談ではありますが、この「触覚防衛」反応が口のあたりに強く出ていると、【極度の偏食】という形で現れたりします。さらには、触覚だけではなく併発しやすいものとして、聴覚に防衛反応が出た場合には「聴覚過敏」という形で特定の音を嫌う場合や大きな音が苦手という形で現れることもあります。

ここら辺のお話は別の機会にいたしましょう。

ご閲覧ありがとうございました。