ハートリンク放課後等デイサービス本郷台 ≪五感について≫

こんばんは。ハートリンク放課後等デイサービス本郷台です。
学校により若干の違いはありますが、本日から学校が再開されましたね。約3か月ぶりの学校に楽しみにしていたお子様もいれば、学校が再開する事に不安を感じていたお子様もいらっしゃるのではないでしょうか?では…
学校への楽しみや不安はどんな事に対してでしょうか?楽しみや不安の多くが「お友達」「勉強」等にあるのではないでしょうか?
さて、今回もNLP(神経言語プログラミング)についてお話をさせていただきます。このNLPは「実践的な心理学」「天才たちのコミュニケーションスキル」「脳の取扱説明書」等々の様々な呼ばれ方をされていますが、その中の表象システム(VAKOG)についてお話をさせていただきます。
VAKOGとは「五感」の頭文字を取った言葉で、「視覚」「聴覚」「身体感覚」「味覚」「嗅覚」の五感を指すのですが、NLPでは、この五感を「視覚(V)」「聴覚(A)」そして「身体感覚(K)に味覚・嗅覚を含めて」3つに区分し、これら3つの感覚の頭文字をとって、VAK(ヴィ・エイ・ケイ)と呼んでいます。
V(Visual)・・・視覚
A(Auditory)・・・聴覚
K(Kinestic)・・・身体感覚
私たちはこの五感、つまりVAKを通して、外的な情報や内的な情報を処理しています。
外的な情報とは、現在起きている事象のことです。
内的な情報とは、過去の記憶であったり、まだ起きていない想像のことです。
人にはVAKの中でも優位に働く「優位感覚」がある
人は五感情報全てを活用しているのですが、右利き、左利きと動かしやすい手があるように、その情報処理を行う際に、優位に機能する感覚があるのです。
例えば、視覚優位、聴覚優位、身体感覚優位の人が、「話がわからない状態」を伝えようとすると、以下のように表現する傾向があります。
【話が分からない】
視覚優位の人は、「話が見えない」「話の焦点がぼやけている」
聴覚優位の人は、「話がガチャガチャしてうるさい」「何を『言っているか』わからない」
身体感覚優位の人は、「話がつかめない」
このように同じ意味の内容を表現しているのですが、情報を処理しようとする際に、その人がよく使っている脳の優位性が、自覚することなく動き始め、その人の言葉で表現されます。
表象システム(VAK)を自分に活用する方法
人には感覚の優位性があります。自分の優位感覚を知ることで、学習効率を上げる事ができます。
視覚優位の方は、目で見ながら学習すると効率がよくなります。
聴覚優位の方は、オーディオ学習など音を聞くことで学習の効率がよくなります。
身体感覚優位の方は、身体を使うことで学習の効率がよくなります。
表象システム(VAK)を相手に対して活用する方法
自分に感覚の優位性があるように、相手にも優位性があります。相手の優位感覚を知る事によって、コミュニケーションを円滑に行なう事が出来るようになります。

視覚優位の方は、絵や写真などを見えながら話すとスムーズにコミュニケーションを取れます。

聴覚優位の方は、じっくり話をすることでスムーズにコミュニケーションができます。
身体感覚優位の方は、商品や説明したいものを触ってもらうなど、実際に体験してもらうことでスムーズにコミュニケーションができます。
相手の感覚の優位性を知り、相手の感覚に合わせた表現を使う事でより良いコミュニケーションを行う事が出来ます。逆に感覚が合わない表現を行う事によりコミュニケーションが咬み合わない・メッセージが伝わりにくいという事が起きる可能性があります。
「夫婦間」「親子間」でも相手がV・A・Kのどの感覚に優位性があるのかを理解して話す事により、「今まで伝わりにくかった内容が伝わる」「勉強に意欲的に取り組める」など良い方向に向くかもしれません。

まだまだ、新型コロナウイルスの影響でご自宅での生活が続くかもしれません。ぜひ円滑なコミュニケーションを行うために意識していただけたら幸いです。

またのご閲覧お待ちしております。