ハートリンク放課後等デイサービス本郷台≪国語博士ゲーム≫

こんにちは。ハートリンク放課後等デイサービス本郷台です。
ようやく暑い日々も過ぎて、すごしやすい気候になってきました。例年ならばスポーツの秋で運動会シーズンですが、今年はコロナの影響で種目を減らして時間を縮めたり、ご家族の見学も制限されたりで大変なようです。
早くあの時は大変だったねと言えるようになるといいですね。
ハートリンク放課後等デイサービス本郷台では毎日色々な活動を通して療育に取り組んでいます。月曜日はSST、火曜日は生活・運動と曜日ごとにターゲットが決まっていますが、木曜日のターゲットは学習となっています。以前紹介したようにハートリンク本郷台では毎日学習の時間が設けられています。こちらの時間は、学校の宿題や子供たちの発達に即した文字通り学習を行っています。
毎週木曜日は学習をターゲットとした活動を行う日となっており、月に二回の英語教室も木曜日に行われています。今回のブログでは木曜日の活動として行われた国語博士ゲームについて書きたいと思います。

国語博士ゲーム

子供たちに興味を持ってもらうために国語博士ゲームと名付けましたが、実際は言葉の階段などと呼ばれているゲームです。最近ではクイズ番組でも似たような問題が出されていますが、一定の条件を満たして写真のような階段状のマスを満たしていくゲームです。今回は8マス×8マスの階段で、「あ」で始まる言葉と言うお題で行いました。さらに全体を3チームに分けて団体戦にしました。

国語博士ゲームのルール

あり
あんこ
あめんぼ
のように文字数をだんだん増やしていくだけです。
今回は「あ」で始まる単語と言う条件を付けましたが、どの音で始めることもできますし、ほかにもいろいろな条件が設定できます。
みんなが知っているものであれば固有名詞も可としました。
また、8文字以上の言葉も思いついたら欄外に書いて欲しいと伝えました。

国語博士ゲームの狙い

  1. 語彙力を高める。
  2. 言葉作りと字数を考えることで思考力を養う。
  3. チームで話し合うことによりコミュニケーション能力を育む。
  4. 楽しく学ぶ、楽習を知ってもらう。

ゲーム開始

3チームに分けて、チームごとに話し合って表を埋めていきます。1人ずつ順番に埋めていくチーム、リーダー的児童がリーダーシップを発揮してチームを引っぱっていくチーム、鉄道ファンがいて駅名や路線名で数の多いマスを埋めていくチーム、チームによって三者三様チームカラーが出ていました。
五文字以上になってくるとなかなか難しいものです。どのチームも一生懸命考えてくれました。
補助に付いた指導員もヒントを出したりしますが、長い言葉になると指導員もなかなか思いつきません。
みんな指を折って語数を数えながら考えていました。

ゲーム結果

2文字、3文字語は「あり」「あめ」「あいす」などがでましたが、中には自分のお母さんの名前を書いてくれた女の子もいました。
4文字以上になると、前述の鉄道博士のいたチームは駅名、路線名が連続しました。他のチームにも、もう1人鉄道博士がいてそれぞれ7文字で「あかさかみつけ」と「あんなかはるな」をあげてくれました。
アンパンマンが大好きな女の子のいるチームは6文字で「あんぱんまん」を、1人ずつ順番で埋めていたチームはハートリンク本郷台の仲間の名前をフルネームで書いてくれました。
面白い解答には「あべそうり」と言うものもありました。
そして8文字語は…
「あめりかんどっく」「あめりかざりがに」「あかいさくらんぼ」をあげてくれました。
ちなみに担当した指導員が松田聖子の歌で…あ~泣かないでメモリー♪って歌がとヒントを出したところ、
「松田聖子って誰?そんな人知らない。」と言われてしまいました。
さらに欄外に書かれた8文字以上のものは…
「あめりかんどっちぼーる(ドッジボール)」「あおおにおんらいん」「あおいばらんすぼーる」「ありが10ぴきありがとう」等がありました。
今回の国語博士ゲームですが、当初は少し難しすぎるか…ちょっと、国語の学習色が強すぎるか…等思っていましたが、チーム戦にしたのが良かったのか、思いのほか盛り上がって、白熱した戦いとなりました。
子どもたちの思考力、何よりも発想力には驚かされました。
もちろんゲームの勝敗は…引き分けではなく、全チームの全員が優勝です。
みんな楽習してくれたようでした。
今後も、子どもたちが楽しく学べる活動を考え、実践していきたいと思います。
またのご閲覧をお待ちしております。