ハートリンク放課後等デイサービス本郷台≪けんけんぱ≫

こんにちは。ハートリンク放課後等デイサービス本郷台の本宮です。
梅雨明けも近づき、海や山の恋しいころとなりましが、いかがお過ごしでしょうか。
ハートリンク本郷台は梅雨にも負けず、室内でも楽しく活動を行っております。そんな中、ハートリンク本郷台の児童たちは「けんけんぱ」を行いました。

活動内容

活動内容なのですが、言葉の通りけんけんぱを行いました。ただ、少しルールを加える事で難易度も上がり頭を使う遊びになります。
活動の流れとしては、足を置く目印に沿って1人1往復行い、そのタイムを記録する形で行いました。その流れに2つのルールを付け加えてゲームを実施しました。
①ケンケンパの足の目印を左右で色分けして、ピンク色のテープは右足で踏み、緑色のテープは左足で踏む。
②帰り道は①と逆でピンク色は左足で踏み、緑色は右足で踏む。

活動の様子

こちらが活動の様子になります。画像では伝わりずらいかもしれませんが、ルールが少し加わっただけで難易度が上がり、難しそうでした。
タイムアタック形式でしたので良い記録を出そうと必死で行い、とても盛り上がりました。

目的

この活動を行った目的としては
・体を自由に動かせるようになる粗大運動をスムーズに行えるようにする為
・左右均等のバランス感覚を養ったり、体幹に力をつける為
・タスク課題(2重課題)によって頭を使いながら体を自由に動かせるようになる為
主にこのような目的を持ってけんけんぱを行いました。
運動は主に「粗大運動」と「微細運動」に分けられています。習得する順番としては粗大運動を習得した後に微細運動を習得するようになります。ですので運動の基礎となる粗大運動を身に付けるという事は運動面だけではなく、学習面でも重要な事になります。
人間が動作をする際には、・触覚・聴覚・視覚・嗅覚・味覚の五感があり、その他に固有受容覚と前庭覚があります。固有受容覚は筋肉や関節を動かした時の感覚で、主に目を閉じていても腕がどの位置にあるか分かる感覚になり、前庭覚は平均感覚と言われるバランス感覚になります。このように7つの感覚が脳に入り、その情報が統合されることにより一つの動作や運動が出来るようになります。この感覚のうちどれか一つにエラーが生じると、ぎこちなさや不器用さが生じます。粗大運動運動は特に、視覚、触覚、固有覚、前庭覚が多く使われており、ケンケンパによりそれらの感覚を使って身体を動かす事が出来ます。
目印に合わせてケンケンパをする際は、目印を見る際の視覚、地面の感覚などを足底で感じる触覚、「けんけん」の姿勢と「ぱ」の姿勢を瞬時に切り替える際の固有覚、「けんけん」と「ぱ」の姿勢を保持する際の前庭覚を主に使い、裸足で行う事により足底に入る触覚が更に多くなります。それにルールを少し付け加えて複雑化する事により、そのルールについても考えながら運動を行わなければならないので、統合しなくてはならない情報が一つ増えて難易度が上がる仕組みになります。
このような目的を持って活動に取り組みました。私もやってみたのですが、想像していたよりも難しく、たまに間違えてしまう事もありました。大人がやっても慣れるまで難易度が少し高い運動になるので、難しい児童には普通のけんけんぱを取り入れました。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。
このように家の前や公園などで行える遊びに工夫を加える事により、感覚統合を養える遊びは沢山あります。けんけんぱに関しては手軽に行える遊びになりますので、ぜひお子様と一緒に遊んでみてください。ですが、もうじき梅雨も明けて夏が来そうなので、熱中症には気をつけて遊んでください。
またのご閲覧お待ちしております。