ハートリンク放課後等デイサービス富岡駅前*ハロウィン制作とソーシャルスキル近況報告*

こんにちは!ハートリンク富岡駅前です。9月も半ばを過ぎて、だんだんと秋の気配が感じられる日が増えてきたように思います。

今年の中秋の名月の10日は、きれいなお月様が見られました(*^^*) 街中は、秋らしい装飾も見られるようになり、ハロウィンの飾りつけも、ちらほら見かけるようになりましたね(*^^*)

そこで今月は、🎃ハロウィンかぼちゃのかぶり物🎃を制作したので、ご紹介いたします❕

材料は、紙袋、画用紙、カラーセロハン紙、マスキングテープで、はさみとのりを使用しました。

かぼちゃの台紙の画用紙には、目と鼻と口の形は、あらかじめ線を引いてあり、線の上を切ることを意識してもらいました。かぼちゃの上のなみなみ部分は、フリーハンドで自在に切ってもらったり、難しい児童には、スタッフがなみなみ線を書きました。

はさみの動作を、文章にすると、一方の手で紙を持ち、その紙を動かしながら、もう一方の手で、はさみの開閉(手をひらくと刃先が開き、手をとじると刃先が閉じて切れる)をくり返す動作をいいます。この動作がスムーズにできる児童もいれば、なかなか思うように動かせない児童もいます。

スムーズにできる場合は、線の上を切った後に、想像力を働かせて、口をギザギザに切ってみたり、輪郭をアレンジしてみたり、なみなみの部分も、それぞれ個性がでるものが出来上がりました。 はさみの扱いが難しい場合には、スタッフが付いて、紙を動かすところを手伝ったり、「手をひらいて、つぎはとじるよ」と声かけをして、サポートしています。

このように、2つの別々の動きを1つにまとめ上げた動作を、協応動作(きょうおうどうさ)といいます。この動作は日常生活の中の様々な場面で必要となる動作です。

他にも、のり付けでは、一方の手はのりを出す力加減を、もう一方の手は紙を押さえる動作、コップに飲み物を注ぐには、コップを押さえる手と、こぼさないように注ぐ力加減の動作が必要です。

のり貼りは、制作の時によく使用するので、扱いに慣れてきている印象です。

 

完成品の数々です(*^^*)

それぞれ個性的な作品に仕上がりました( *´艸`)

何事にも通じることだと思いますが、時にはうまくいかなかったり、失敗することもあると思います。その経験が大切です。失敗を責めると自信を無くして苦手意識が生まれるので、適度なアドバイスや「もう1かいやってみよう!」「次やってみようね!」など、前向きなことば掛けで、次へのステップにつなげるよう心掛けています。

 

最後に現在取り組んでいるソーシャルスキルトレーニングについてご紹介します。

こちらのカードは、個人に向けてのお約束カードです。来所して連絡帳をだしたら、このカードをスタッフの前で読んでもらいます。 ねらいとして、お約束を思い出してもらい、頭に入れてもらうことで、その後の行動のコントロールになっています。

上段のお約束は、以前は注意すると同時に手が出てしまうことがあったのですが、このお約束カードを読むことを始めたら、手が出ることがなくなり、注意したい時は事前にスタッフに知らせてくれるようになりました。

下段のお約束は、遊んでいるとだんだん声が大きくなることがありますが、「おやくそくなんだっけ?」と問いかけることで、声のボリュームに気を付けることができます。

いずれも、スタッフが注意や叱ったりするのではなく、自分で気づくことが大切で、その気づきのきっかけになるような声掛けをするように心掛けています。

こちらは、帰りの会の時に、全体に向けて問いかけています。

今月の目標がほめる』なので、ともだちの頑張っているところや、ありがとう!と声をかけたりしたかな、または自分が言われたりしましたか?とほめポイント出し合ってもらい、該当するところにシールを貼ります。

ねらいとして、ともだちや自分のいいところを見つけることで、ともだちの新しい面を発見したり、自己肯定感を高めたりすることができます。相手や自分のいいところを知る良い機会なので、これからも続けていきたいです。

 

今後も制作やソーシャルスキルトレーニングの様子をお伝えしていきたいと思います(*^^*)