2022年10月12日 / 最終更新日 : 2022年10月12日 staff17 本郷台ブログ ハートリンク放課後等デイサービス本郷台≪スパイダーネット≫ こんにちは。ハートリンク本郷台です。 10月に入り気温が一段と下がり「寒いな」と感じる日まで出てきましたね。慌ててジャケットを出して外へ出る日も増えましたが、去年の同じ時期に着ていたジャケットでも寒さを感じてしまうのは気のせいでしょうか・・・?気温差の激しい日が続いていますので寒い日は温かい服を着たり、温かいご飯を食べるなどして元気な体で10月をお過ごしください。そろそろ鍋なんかもおいしいかもしれないですね! そんな日が続いている10月初めですが、ハートリンクの児童たちは相変わらず元気に遊んでおり、白熱した状態で「スパイダーネット」に取り組みました。 活動内容 スパイダーネットは上下左右に張り巡らされたスズランテープをクモの巣に見立て、クモの糸をよけながら進み次の走者へバトンタッチするリレー形式で行いました。クモの糸を通り抜ける際には「くぐる」「またぐ」「ジャンプする」「ほふくしながら進む」などの方法を使って通り抜けました。 また、お約束事では「クモの糸に引っかかって糸が取れた際にはその場で元に戻す」「糸だけではなく、隣で進んでいる別チームの人含め全体を見渡しながら進む」「テンションコントロール、声の大きさを調整する」「買っても負けても楽しく活動参加する」等のお約束を事前に決めて取り組みました。 活動目的 活動目的としては主に、「ボディーイメージ」の発達を促すことを目的として取り組みました。ボディイメージは読んで字のごとく、自分の身体に対するイメージの事を言い、自分の手足の長さや今ある位置、目で見えない背中やおしり側の認知などをスムーズに処理する能力になります。普段はほとんど意識的に使用されることはありませんが、触覚・固有感覚・前庭覚を通して形成されてき、自らの身体を思い通りに動かすために非常に重要な役割を果たしています。 ボディーイメージが形成されないと自分の身体の大きさや状態が正確に把握できないために、無理やり幅の狭い所を通ろうとしたり、相手や物との距離感がつかめずにぶつかったり、何もない所で躓いたりしてしまうこともあります。また、自分の運動技能が把握できないために、他人の動きを真似したりすることが難しくなり、違う動きをしてしまったりします。また、簡単に出来るような活動にも挑戦しようとせず、たとえ新しい運動を学習するときに反復練習できるようになったとしても、応用が利きにくいといった特徴があります。 ボディイメージは遊びの中で運動や姿勢の変化などを通して育まれます。 ・触覚が多く感じられる遊び…触れ合い遊び・ボールプール・おしくらまんじゅう等 ・環境に合わせて姿勢や恰好を変化させる遊び…トンネルくぐり・クモの巣・乾布摩擦等 ・固有覚が多く感じられる遊び…ジャングルジム・手押し車・相手の身体をよじ登る等 ・バランスを取る遊び…ケンケンパ・飛び石・平均台・バランスボール等 これらの遊びを通してボディーイメージを形成する事が大切になりますが、本人の成功体験に繋げる為にも出来る範囲の事から徐々に難易度をあげていく事が大切になります。ですので児童ごとの能力によって難易度を変更したりしながら活動に取り組みました。 活動の様子 フロアに張り巡らされたクモの糸を見てテンションが上がる児童たちでしたが、活動の説明を集中して聞き、お約束事を守りながら活動参加する事が出来ました。クモの糸を通り抜ける際には通りやすいスペースを見つけ、一生懸命通り抜ける姿が見られました。ペースに個人差があったり、クモの糸に引っかかる児童もいましたが、楽しみながらトライすることが出来ました。 終わりに 最後まで読んで頂きありがとうございました。全身を使って遊ぶことも大切ですね。体を動かすよりゲームや動画を見る方が好きなお子様もいますが、家族での出先など遊べる機会があれば思う存分に体を使って遊ぶこともいいかもしれませんね。 これから気温もどんどんと下がってきますので、遊ぶ際には防寒対策をしっかりと取って風邪をひかないようにしてください。私は寒いのが苦手ですが、家に引きこもりにならないよう頑張って外に出ようと思います(笑) それではまた次回も宜しくお願いします。