ハートリンク放課後等デイサービス本郷台《聞く力》
こんにちは。
ハートリンク放課後等デイサービス本郷台です。
近頃は日中と夕方からの気温差があり、体調を崩しやすいと思いますがみなさんいかがお過ごしでしょうか。私は毎朝何を着ていくかで迷っています…。
また、気温の低下や乾燥してきたことが関係あるのか新型コロナウイルスの感染がまた増えてきましたね。特効薬や予防接種もない現在だと基本的な対策を徹底するしかありません。
ハートリンク放課後等デイサービス本郷台では、手洗いうがいの徹底、手指やテーブル、使った道具や遊具の消毒、換気を心掛けています。また、子どもたちが集まったり、着席するときにはマット1個分おきにしたり互い違いにしたりしてソーシャルディスタンスをとるようにしています。
また、アメリカでは大統領選挙の結果が出ましたね。選挙では演説が重要であり、話す力が求められます。日常生活でも会話が面白い人の話には引き付けられますよね。実は話を上手に行う為には「聞く」ということも大きく関わっています。話し上手な人には聞き上手な人が多いようです。
本日はその「聞く力」について話していきたいと思います。
聞く力
コミュニケーションを円滑に進めるためには「聞く力」がとても重要です。ただ相手の話を聞いているだけでは上手に会話を進めることは難しいでしょう。ならば何を意識すれば良いのでしょうか。
それは「聞く」のではなく、「聴く」ことを意識することが非常に大切です。それぞれの単語の意味としては以下の通りになります。
聞く…音や声を耳に受ける。耳に感じ取る。
聴く…注意して耳にとめる。耳を傾ける。
聞くは受動的な意味合いがあり、音や声が自然と耳に入ってくると言うことです。聴くは自分から聞こえるものの内容を進んで理解しようとするという意味を持ちます。会話をする中で一方的に話をするよりも、相手が興味を持って聴いてくれている方が話がはずみますよね。つまり聴くことがコミュニケーションを上手に取るうえで大事です。
傾聴
聴く技法の中で「傾聴」というものがあります。
傾聴とはカウンセリングなどで使用されるコミュニケーション技法のひとつです。アメリカの心理学者のカール・ロジャーズは傾聴を「積極的傾聴」と呼び、自らが行ったカウンセリングの事例を分析して話を聴く上で3つの要素が重要だと提唱しています。
・自己一致…分からない事をそのままにせず聴き直す等、真意を把握する
・共感的理解…相手の立場になって話を聴く
・無条件の肯定的配慮…善悪の評価をせず、肯定的な関心をもって聴く
このように傾聴には受容と共感の二つの特徴があります。相手の言葉に耳を傾け、声や表情の様子に注意を払い、相手の感情と話に共感することが傾聴です。
ただ傾聴はカウンセリングの技法なので、友人や子どもとの会話の中で常に意識することは難しいですが、相手が言いたい事を要約して理解するという点は日頃から意識していきたいですね。
相手が伝えたかったことにピンポイントで返答をすることが出来れば、余計な質問をすることもなく会話が円滑に進められるようになると思います。
よく見て聴いてゲーム
「聞く力」について話してきましたが、ハートリンク放課後等デイサービス本郷台では先日「聞く力」の成長につながる「よく見て聴いてゲーム」というレクリエーションを行いました。
カルタに似たものでお題を聞いて、お題に適したイラストカードを取るというルールで行いました。ただ、お題とイラストは以下の写真のように似ているものを数種類ずつ用意しました。
まずはお題を‛よく聴いて’内容を理解し、お題に合ったイラストを‛よく見て’探し出さなければいけません。
手のひらの問題は引っかかる子が多かったです(笑)
お題を注意深く最後まで聴くことによって、日常会話や全体指示が出ている場面で上手に聴けるようになる練習になりました。
私自身も話し下手なので聞き上手を目指し、コミュニケーション能力の向上を目指していきたいと思います。