ハートリンク放課後等デイサービス本郷台≪ペア運動≫

こんにちは。ハートリンク本郷台です。
12月1周目を超えてから気温が一段と下がり冬も本格的になってきましたね。私は寒いのが苦手でこの時期になるとものすごく重ね着をするのですが寒いままで一向に体が温まりません、、、皆様おすすめの防寒対策はありますでしょうか?防寒対策、手洗いうがいなど入念に行い、元気な体でクリスマスやお正月を過ごせるといいですね。
そんな冬の寒さにも負けずハートリンクの児童たちは「ペア運動」に取り組みました。今回はペア運動についての目的や効果をお伝えしていこうと思います。

活動内容

①くじを引き同じ番号のペアを探す                                                       ②ペアが出来たら挨拶をして着席する                                                ③指導員のペアがペアで取り組む課題を実際に行う                                                ④説明とお手本を元に練習開始                                                                ⑤全体で発表
このような流れで行いました。ペア課題の内容としては、ペアとリズムに合わせてハイタッチや足踏み等を行う形で取り組み、動きの難易度も少しずつ上げました。

目的

この活動で主に養える感覚は固有感覚になります。眼で見たものをそのまま体の動きで表出するのがメインの動きになり、ペアと行うことによりハイタッチの際の力加減の調節なども固有感覚が関わってきます。
それでは固有感覚というものはどのような感覚になるのか説明いたします。
固有感覚とは、関節や筋、腱の動きを検出する、体の位置や動き、力に関する感覚のことです。具体的に言うと筋肉の張り具合や関節の曲げ伸ばしを感じる、身体各部の関節の動きや位置を把握して身体を動かすことが出来る、力加減を調節する等の役割を果たします。固有感覚が上手く統合できないと
・細かい動作が苦手
・力加減の調節が難しくて動作が乱暴
・何かにぶつかったり転んだりしやすい
・動きをまねするダンスなどが苦手
・よじのぼったり,しがみついたりなど,身体を動かす遊びが苦手
等の特徴があり、固有感覚の発達を促せばこれらの特徴が改善される場合もあります。固有感覚が養われる運動は身体全体を使う粗大運動が効果的であり、鬼ごっこ、だるまさんが転んだ、ジャングルジム、等の遊びが有効になります。ものにぶつかりやすかったり体を動かす遊びが苦手という事は想像しやすいと思いますが、手指の微細運動であったり力加減の細かな調節にも固有感覚が関係しており、固有感覚が発達しているという土台が整っていないと円滑に行うことが難しい動作になります。ですので微細運動や力の調節に苦手意識があるお子様に対してその動作だけに焦点を置いて練習を行うのではなく、あわせて粗大運動を多く取り入れることが重要になります。
今回のペア体操はお手本を見てその動きをそのまま表出する際に必要なボディーイメージであったり、ペアと共同で運動を行うことによる力加減の調節を養うことが目的で取り組みました。

実際の様子

いざ本番!という事で取り組みましたが、ペアと協力して課題をクリアできるまで真剣に練習に取り組む姿が見られました。難易度が上がるにつれて行き詰まる箇所も増えてきましたがそれでもあきらめずに全員でクリアすることが出来ました。アイディア次第で様々なパターンの動きを提供できるのもこの活動の良い点ですね。

終わりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。次回行う際にはまた違うバリエーションの動きを考えて提供していきたいと思います。固有感覚に関しては粗大運動を促す遊びが効果的になりますので外で身体を動かせる際には存分に体を動かして遊ぶと良いかもしれませんね。
これから冬も本格的になり気温も下がってきますので防寒対策をしっかりと取り健康な体でクリスマスや年越しを迎えられるようお過ごしください。それではまた次回もよろしくお願いします。