ハートリンク放課後等デイサービス本郷台≪こんな時どうするの?≫

こんにちは。ハートリンク本郷台です。
間もなく2月となりますが新型コロナウィルスのオミクロン株が猛威を振るっていますね…
専門家の見解によれば春先には落ち着くと聞いた事がありますが、現状の感染者数を見ると難しい気もします。
ハートリンクとしては当面の間は食育、歌などの活動を中止すると共に手洗いうがい、消毒、換気、ソーシャルディスタンスの確保等の基本的な感染対策を引き続き徹底して行っていきます。
いつどこで誰が感染をしてもおかしくない状況ですが皆様も体調管理にはご留意ください。
話は変わりますが先日、ハートリンク本郷台でこんな時どうするの?ゲームというレクを行いました。
本日はそのレクについてご紹介させて頂きます。

こんな時どうするの?ゲーム

レクの概要としてはプリントを作成しお題の場面に対してそれぞれのお子様がどのような行動を取るのかを考えてもらい、記入する机上課題として行いました。
場面に対してどう行動するかを答える、名前通りの活動です(笑)
設定したお題の一部が以下のものとなります。
・お友だちとの約束の時間に遅れそう
・お友だちから「10円貸して」と言われた
・勉強が分からない
その他7場面、計10個の場面で各々が取る行動を考えてもらいました。
今回の活動の答えには正解はないので自分が思う事を自由に書いてもらい、発表してもらった時にもそれぞれの答えを尊重して受容する事を大切に行いました。
ここでお子様2名の回答の一部をご紹介したいと思います!
Aさん

ゆづる(ゆずる)はご愛嬌という事で(笑)
Bさん

この2名のお子様だけでも答えに個性が出ていますよね!
約束の時間に遅れそうという場面でAさんは時間を惜しんで友だちのところへ急ぐ、Bさんは事前に遅れそうだという事を連絡してから向かうという答え。
アイスが一つになってしまった場面ではどちらもお友だちと分けるという回答でしたが、Bさんはお金を出した方が多く食べるという答え(笑)
Aさんは回答にイラスト(棒人間も配役を決めて分かりやすくしてくれていました)を添えてくれたり、Bさんは自分が言うであろう台詞をつけてくれたりしました。
他のお子様も自由に書いてくれました。特に答えが分かれたのが最後の遊んでいたブランコをお友だちに取られてしまった場面です。
「友だちに譲る」「他のもので遊ぶ」「使ってたんだけど…と言う」「その子が遊び終わるまで並んで待つ」等々。
どちらが正しい・優れているという事はなくその人らしさが溢れている回答ですね。
今回の活動を通してハートリンク本郷台のお子様たちの新たな一面を見れ、有意義なものとなりました。

活動の目的

今回ご紹介したこんな時どうするの?ゲームでは以下の事を大きな目的としました。
・文章から読み取っての場面の想像
・自己表現
・他者意識
まずは場面の想像。今回はプリントを使用したので文字から場面を想像してやり取りを考えました。
風景や状況を頭の中で思い浮かべる必要がありますね。想像が難しいお子様には指導員とその場にいる設定で会話をして視覚的に補助を行うと想像が出来ました。
続いて場面が想像出来たら自己表現。どんな行動をするか、発言をするのかその場にいる自分を想定して行う事により表現力を養いました。
そして他者意識。お友だちがいる場面を設定する事で自分一人で完結する行動ではなく、お友だちに対してどのように行動するかを考えます。それによって相手の気持ちを考える他者意識の練習に繋がりました。
記入した物を発表する事によって発信・受信の練習も行いました。また様々な考え方を知る事によって感受性を育む事も出来ました。

まとめ

今回の活動は以前ご紹介させていただいた「どんな気持ちゲーム」に通ずるものがあります。
どんな気持ちゲームでは各場面によってどんな気持ちになるかを考えてもらっていましたが、今回の活動はそれをステップアップさせたもので自分がどんな気持ちかを考えた上で起こす行動を記入してもらいました。
今回は机上課題でしたが今後は設定した場面をロールプレイする事によって実際の場面ではどう対応するのかを演じてもらう事も行ってみたいと思います。
同じものを繰り返すだけでなく、スモールステップで発達に応じた活動をPDCAサイクルで実施していきたいと思います。

 

またのご閲覧お待ちしております。