ハートリンク放課後等デイサービス本郷台≪育脳サーキット≫

こんにちは。ハートリンク本郷台です。
梅雨に入り、じめじめとした天気が続いていますね。先週は肌寒い雨が続いていましたがじめじめしてくると梅雨が来たなと感じますね。気温も徐々に上がり夏の気温になってきましたね。梅雨が明けて夏の日差しを浴びるのが待ち遠しいですが、今のうちから水分をとる習慣をつけるなど熱中症対策も行いながら万全な状態で夏を迎えられるように準備をしようと思います。
そんな雨の日が続く中、ハートリンクの児童たちは「育脳サーキット」に取り組みました。

活動内容

活動はリレー形式で行いました。
①平均台渡り
②トンネル潜り
③背中の上に物を載せてハイハイ
④ピンポン玉をスプーンにのせて落とさないように進む
⑤風船が床に落ちないように弾いて進む
上記にあげた5つの種目をクリアして次の走者にバトンタッチを行い、アンカーがゴールした際に着席して整列した方の速いチームが勝利といった内容で活動を行いました。

目的

育脳サーキットを行った目的としては主に粗大運動の発達を促進する事を目的として取り組みました。
以前のブログにも書きましたが、靴ひもを結ぶ、服のボタンを留める、鉛筆やお箸を操作するなど生活上で必要になる手先の細かな動きは微細運動になります。これらの作業は生活の中でも重要度の高い作業になりますがスムーズに行うことが難しいお子様もいます。
要因としてはその作業自体あまり練習したことがないという事もありますが、全身のボディーイメージが形成されていなかったり、力加減の調節が上手くいかないことなども要因になります。
簡単に説明しますと、ボディーイメージとは頭から手先、足先まで自分の体がどの位置にあり、どのように動いているかを把握する事になります。服のボタンを留めたり靴ひもを結ぶ、さらに初歩的な事で言えば歩くことなど、私たちが普段行っている動作はボディーイメージが形成されているからこそスムーズに行える動作になります。ボタンを留める際には自分の腕の長さがどのくらいあり、腕の長さからどの程度肩を動かして肘を曲げればボタンに指先が届くのか、もう少し細かくいうと、ボタンを閉めているときはどのような姿勢でいるのかなど、、、
他にも沢山ありますが私たちが毎秒毎秒行っている動作はボディーイメージが形成されている事によって無意識に体を動かせるようになっています。ボディーイメージが十分に形成されていないと無意識に行えていた、姿勢を維持することや腕や肘、指先を動かすことなどの情報がスムーズに回ることが難しくなり、動きのぎこちなさにも繋がります。
また、ボディーイメージが形成される順序としては身体の中心から末端にかけて形成されるので、指先を使う細かな動作は難易度が一番高い動作になります。なので指先を使うひも結びやボタン留めなどがうまくいかない際にその動作だけを練習しても上達するとは限りません。その動作だけに焦点を当てるのではなく並行して全身を使った遊びの中でボディーイメージを形成する事も大切になります。
今回の育脳サーキットでは全身を使った動きの中でも種目ごとに姿勢が変わったり、体の上に乗ったものを感じてバランスを取る、道具を使うなど様々な情報が遊びの中で統合されるように種目を考えました。

活動の様子

チーム分けを行い、練習を含め全4レース開催されました!練習の際にはコースを慎重に観察しながら回る児童や始めから全力で行う児童など様々な様子が見られ、本番になったら白熱したリレーが繰り広げられました。
児童たちは真剣な眼差しで取り組むことが出来、レースを重ねるごとに種目をクリアするスピードが速くなる様子が見られました。

背中に物を載せてハイハイする種目が苦戦する様子でしたが、ハイハイするスピードを変えたり、振動を少ないようにしたりと工夫をすることが出来ました。

終わりに

最後まで読んで頂きありがとうございました。体全身を使った粗大運動はボディーイメージ形成の為にも大切な事になりますので、遊びを通して体をたくさん動かすようにしましょう!
とはいえど梅雨が明けて夏になると気温も上がり日差しが強くなるので熱中症には十分に気を付けながら夏を楽しめる準備を整えていきますので今後ともよろしくお願いします。
またのご閲覧お待ちしております。