ハートリンク放課後等デイサービス本郷台≪沈没船ゲーム≫

こんにちは。ハートリンク本郷台です。
もうすぐ6月になりますが、気温がどんどんと夏に近づいてきていますね。時にはもう夏なのではないかと思うくらい暑い日もあり、かといえば雨が降って肌寒い日もあるので体温調節に困りますね。この時期に体調を崩す方は多くいますので、皆様お気を付けてお過ごしくださいね。
そんな季節の変わり目でも元気なハートリンクのお子様たちは室内運動で「沈没船ゲーム」に取り組みました。

活動内容

沈没船ゲームはサメ役と乗客役に分かれて進めるゲームになります。
深い海の上で優雅に乗客船に乗っている際に突然大きなサメに船が襲われて船が沈没してしまいます。乗客たちは船が沈没する前にサメから逃げながら他の乗客船に逃げなければサメに食べられてしまいます。このような物語で進められていくゲームであることを始めに想像してもらい、そこからルール説明を始めました。
ルールとしては様々な形や大きさの船(マットやクッション、足つぼ台など)の上に乗り、サメ役の「沈没だ」の声が聞こえたら10秒以内に今いる船の上から他の船の上に移動を行い、移動する間にサメ役にタッチされたらアウトになる流れで行いました。船の上には人数制限はありませんが、船から落ちた際にはアウトになるので、船の大きさや乗っている人数なども判断しながら船を選ぶことも促しました。
お約束事としてはテンションコントロール(力加減や声の大きさ)を調節する事、周りを見渡しながらサメから逃げる事、ぶつかってしまった際にはお互い様なので、お互いに「ごめんね」「いいよ」を言い合う等のお約束事を事前に促してから活動を始めました。

目的

活動目的としては、サメや乗客数の少ない船を探す際の周辺視野(眼球運動)や判断力、狭い船や乗客の多い船に乗る際の平衡感覚や固有感覚等を促すことを目的に取り組みました。また、船をクッションマットや足つぼ台など様々な感触や形のものに変えることによって足底への感覚刺激も行えます。
サメから逃げるだけではなく、船の大きさによっては定員が埋まってしまう船も出てくるので絶えず状況が変わる中サメから逃げなくてはなりません。なので、船を探す際には常に周囲を見渡しながら行うので周辺視野や視点の切り替えなど総じて眼球運動を促すことが出来ます。
船の上に乗りこむ際には船の形や大きさ、船に乗っている定員によって体の向きや体勢を変えなければなりませんので、体のボディーイメージ(固有感覚)を把握する事が必要になります。船に乗り込む前に自分の体の大きさなどを把握していないと乗り込めるかどうか判断する事も難しくなりますのでボディーイメージも促すことも出来、船の上でバランスを取る際には同時に平衡感覚も鍛えることが出来ます。
今回の船に使ったものとしては、やわらかいクッションや硬いクッション、足つぼ台などを使いました。はだしで行うことにより乗る船によって足底に入る刺激も変わるので足底への感覚刺激も同時に行いました。

活動の様子

ルール説明を終えていざ活動開始!
「沈没だ~!」の声を聴くと一目散に次の船へ移動する児童たちはとても楽しそうでした(笑)
初めのうちはやみくもに船の外へ出てサメに捕まる児童も多かったのですが、活動を進めるたびにサメのいないタイミングを見て移動したり、定員数も見ながら均等にばらけて逃げることも出来ました。

逃げるのが上手になるとサメ役が捕まえるのが大変そうになっていましたが、負けじとサメ役も「ちんぼっくりだ」「ちんげんさいだ!」など掛け声にフェイントをはさんだりしながら応戦していました(笑)
活動全体通して楽しそうに取り組んでいたので、次回も何か工夫を加えて取り組もうと思いました。

終わりに

最後までご閲覧いただきありがとうございました。
大人数が必要になる全体遊びに関しては学校や事業所など出来る環境に限りがありますので、ハートリンクでは積極的に取り入れていこうと思います。「沈没船ゲーム」以外にもお子様方の興味を引けるような楽しい活動を取り入れていきますので今後ともよろしくお願いします。
それではまた次回もよろしくお願いします。