ハートリンク放課後等デイサービス本郷台《フィードバック》

 

みんないっしょに~?

いえーーーーーーい!!

これがやりたかった!あの瞬間一番盛り上がっていたのは私です!

さてさて。先日はズーラシアへ行ってまいりました。

桜のピンクと、空の水色。あと、ハートリンクの緑色。なんて美しいのでしょうか・・・とにかく、いい天気でした。日差しは暑いけど風は程よく冷たくて。絶好の遠足日和ですね。

もちろん今回も今回とて、あくまでズーラシアは子供たちのSST会場です。楽しみながらも学びを。どんなSSTがいいかな?と考えたのですが、「人が多い所のマナー」はもう何回かやったので今回は班行動にしてみました。なので出発前に提示したのはこの3つ。

 

①では、画像も使いつつ私が勝手に気になった動物をいくつかピックアップして紹介しました。子ども達の注目を集める為の導入部分です。面白い名前の動物を入れてみたり、クイズを盛り込んでいます。

最後に、「ズーラシアってこんなにひろい!」→「だから、全部は周り切れないかもしれない。自分たちの班が通るマップを作ってみよう」と繋げました。

②で、実際の行動班に分かれてグループワークを行いました。班は4~5人で1つ。机を囲み、机の上の地図を見ながら考えていきます。話し合いまではいかないのですが、1人がどんどん進めないよう「なにみたい?」と質問すること、「~がみたい」と返事をすることをルールとして挙げています。

そして何かあった時のためそれぞれの班の位置が大幅に離れないよう「時計回りで」ルートを作る事を伝えました。およそ10分間、指導員も交じりながら1つの地図を完成させます。

 

③では、「班行動」のルールについて考えました。

歩くペースが速い人もいれば、遅い人もいる。「しってる!」と先にどんどん進んだり、みんなが出発しているのに一人だけ「これが見たい」と留まったり。それは班行動とは呼べないから、「勝手な行動をしない」「一緒に行動する」というのが1つ。

もう1つは、「自分がリーダーだ」となったり、地図の取り合いになったりすることも想定して今日はリーダーは先生で、地図も先生が持つから「先生の話を聞く」ことにしました。

他にもプラスの要素でズーラシアでどんなことを守らなければいけないかを聞くと『大きな声を出さない』『走らない』等、手を挙げて教えてくれました。

 

少々のドライブを経て、無事到着!ご飯を食べた後はいざ班に分かれて出発です!

 

それはもう、相当歩きました…へとへとです…およそ2時間歩き続け、事業所で決めた目的の動物を探し求めました!

みんな、頑張りました本当に…時間が足りなくて最後の1つを見られなかった、というハプニングも発生しましたが、「これは次来たときに見る」と地図を家に持ち帰り、切り替えてくれた子もいました。

 

そして本日は、ここからが本題です。『フィードバック』について。

フィードバック(以下、FB)は、療育の中だけでなく様々な場所で使われる言葉かと思います。療育でももちろん、非常に大切な要素の1つです。

①指導員→児童へのFB

本日のSSTの狙いは、「班行動」でした。対象となる児童によって異なる為、FBとは絶対にこうするものだ、とは言えませんが大まかに書き出すと、「一緒に行動する(勝手な行動をしない)」「先生の話を聞く」という提示に対して、「~ができていなかったね」で終わらないよう途中途中で本人に「約束は何だっけ?」や「今は守れてる?」というリマインドや、その時点までのFBを行い、その先どうすればよいのかの提示を補助として行います。出来ている時には強化をし、その行動が継続出来るようにします。最後には「できていたこと」「難しかったこと」「次回どうすればよいか」等を本人に伝えます。

提示→実施→FBまでが1セットになりその日狙いとなったスキルの般化に繋がります。

②指導員→親御様へのFB

今日はどんなことに、どんな狙いで取り組み結果どうだったか。その日の様子をお伝えしていきます。FBをする中で新しい情報を頂けたり、対応を統一したり、事業所で過ごす時間だけで行うには限度があるため、親御様との確かな情報共有がお子様の成長に繋がります。

③指導員→指導員のFB

今回、帰ってきた後に職員同士で話をしました。予め狙いについては練ってから実施をしていましたが、いざやってみると良かったことだけでなく、反省点もでてきます。

「みんなで行動」についてが少し、ルールとして曖昧過ぎだったかな、という話になりました。ルールが曖昧だから、本人たちの意識にも残りにくいし、守れているかどうかも曖昧になってくる。指導員は本人にFBがし辛くて、うまく完結していない。般化にも繋がりにくいですね。「一緒に行動」を具体的に「2列で歩く」とか、「~と一緒に歩く」と提示していれば守りやすかったし、こちらも伝えやすかったかもしれません。

自分だけでは気づかなかったことに新たな視点が加わることもあります。終わった後のFBは、サービスの質の向上に繋がります。

簡単に書き出してしまいましたが、やりっぱなしではなくFBまでが指導であり、私たちの提供すべきサービスであり、仕事なのではないかなと思っています。

 

そして自分で自分にFBするならば、私のブログはいつも長すぎる…!最後まで読む気になれない…!

なので今回は、そろそろおしまいにさせて頂きますね。

長々とここまでお付き合いいただいた方、本当にありがとうございます。とっておきの写真をお見せします!

 

全てのやる気を持って行かれる、この可愛さ…!!

 

またのご利用、ご閲覧お待ちしております♪

土橋