ハートリンク放課後等デイサービス本郷台 ≪全ての行動には肯定的な意図がある≫

こんにちは。ハートリンク放課後等デイサービス本郷台です。
 学校が再開して一週間が経ちましたが、午前登校・午後登校・隔日登校・週一登校等々、様々ですか来週からは多くの学校が午前からの全員登校になる見通しで徐々に戻り始めますね。
さて、今回もNLP心理学についてお話をしたいと思いますが、長期間の休校に伴い「学校に行きたくない」という児童が増加しているとのニュースを見たため、「NLPの8つの前提で≪全ての行動には肯定的な意図がある≫」についてお話をさせていただきます。私たち大人も小さい頃に学校や習い事などに行こうとすると急にお腹が痛くなるという経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?
では、なぜ「学校や習い事に行きたくない」「お腹が痛い」となったのでしょうか?
「勉強をしたくない」「宿題をやっていない」「○○が上手く出来ない」「いじめられている」等など人によって理由は様々かもしれません。
「学校に行かない」「お腹が痛くなる」といった行動や症状は、一見、否定的なものに見えますが、、お腹が痛くなったおかげで、学校に行かずに済み、自分にとっての不利益な出来事を回避する事が出来ます。
このような行動や症状は子どもだけでなく大人でもあります。「お酒」「タバコ」「衝動買い」「ギャンブル」「夜更かし」「過食」等など、その行動がいけない・やめたいと自分で感じている内容がたくさんあります。
この行動や症状の目的、つまりNLPでいうところの肯定的な意図とは、その人にとっての「安心」や「安全」です。この例で言うと、無意識は、安心や安全を手に入れるために、ネガティブな行動や症状を「道具」として活用しているわけです。
この行動や症状は雑草と似ており、草の部分を抜いたとしても根が残っている事により、場所がコンクリートであっても必ずまた生えてきます。これは私たち人間も同じでネガティブな行動の根っこを見つけないと同じ事が起きます。NLPにおける肯定的な意図とは、「根」となる部分の見つけ方になります。
STEP1:改善したい否定的な行動を特定する
ここはとてもシンプルですが、自分が変えたいと思う行動を特定する事です。
STEP2:ポジティブな目的を見つける
ここでは、自分が変えたいと思う行動を取る事により、本人にとってどんなものが手に入るかを見つけていきます。
問いかけ方はその行動をとることで何が得られますか?と聞きます。
肯定的な答えが必要になりますが、出てきた答えに対して何度か問いかけ続けていきます。
そして問いかけを続ける事で、変えたいと思う行動から本来の意図や目的を切り離していき、望ましくない行動の奥にある、ポジティブな目的本当にほしい心の状態を見つけていきます。
STEP3:その肯定的な意図を満たす他のやり方を見つける
望ましくない行動の裏にある肯定的な意図を見つけたら、その行動以外の他のやり方を見つけていきますが、大切なことは、自分自身との無意識との対話です。「考える」というよりも「浮かんでくるアイデア」を活用します。
まとめ
今回の内容では、望ましくない行動をやめるという意味ではなく、肯定的な意図を理解して今よりももっと他に良いやり方に気付き代替行動でその目的や意図を満たす事が出来るようになるという事です。
またのご閲覧お待ちしております。