ハートリンク放課後等デイサービス本郷台 ≪「学習」の時間について≫
こんにちは。ハートリンク放課後等デイサービス本郷台です。
学校も再開し、通常の生活に戻りつつありますが、まだまだコロナの影響から逃れられない日々が続いています。
本日はハートリンク本郷台で毎日行っている「学習」の時間について紹介させていただきます。
ハートリンク本郷台では、はじまりの会の後、毎日「学習」の時間を設けています。
学校から戻ってきてまた学習?と思われるかもしれませんが、この時間は学校の宿題がある児童はそれをやり、宿題のない児童は指導員の用意したプリントを練習しています。
宿題を早々に終えてしまいプリントを練習している児童もいます。
一人一人の児童の発達段階に応じて、また学校で学習している単元に応じて学習できるように進めているので、各自学習しているレベルも範囲もまちまちです。
フェルトボールやスプーン、トングを使って微細運動を練習する児童もいれば、ひらがなのなぞり書きで自分の名前を練習する児童や社会や理科などの専門的な分野の学習をする児童もいます。
では、なぜ学習なのでしょうか?
ハートリンク本郷台に通っているのは、小学校、中学校、特別支援学校に通う生徒たちです。学力を高めるだけでなく、45分間の授業時間に集中できる力を養う、実生活に必要な力の強化などに通じています。
では、実生活に必要な力とはどんなものがあるでしょうか?
語彙力、漢字力、読解力、四則演算力(加減乗除、足し算、引き算、掛け算、割り算)に加えて時計の読み方、長さ、重さなどの読み取りなど全て小学校の授業で学ぶものです。
つまり学習を通じてソーシャルスキル(コミュニケーションを図る力)と共に重要な生きる力を育んでいるのです。
もちろん、毎日の学校での授業でも学習は行われています。ハートリンク本郷台の学習の時間はその補足的な側面もあります。宿題をすることによって、今、学校での学んでいる単元を補足し、同様の問題を通じて強化することもできます。
でもハートリンク本郷台の学習の時間はの目的はそこだけではなく、療育の一環として成功体験を重ねる事で成長を促すことにありことます。
体力を向上させるためのトレーニングにはある程度の負荷が必要です。学習の強化にも負荷は必要ですが、この負荷が大きすぎると理解できない、達成できないとなり、やる気を失ってしまいます。
ハートリンク本郷台の学習の時間では、ひとりひとりの発達段階や特性に応じて、問題を用意する際少しこの負荷をかるくし、つまり当人が無理なくできる範囲の問題を用意し、やればできると言う成功体験を重ねることで成長を促せるように考慮しています。
今後もハートリンク本郷台では学習の時間を通して、子供たちが将来生活をする際に必要な力を育めるよう支援していきたいと思います。