ハートリンク放課後等デイサービス本郷台≪ワードバスケット≫

こんにちは。ハートリンク放課後等デイサービス本郷台です。
最近は大型台風の接近もあり、崩れた天気の日が多いですね。9月は台風のピークとニュースで聞きましたが、被害が少ないことを祈るばかりです。皆さんもどうかお気をつけてお過ごしください。
さて、本日は崩れた天気の中でも問題なく行える室内療育、ワードバスケットについてお話しさせて頂きます。
ワードバスケットとは
ワードバスケットとは、ハートリンク放課後等デイサービス本郷台にて何度か行っている室内療育です。簡単に言うとしりとりが発展したものになっています。
本来のルールは
・50音のカードを数枚ずつ配る
・箱(バスケット)にお題のカードを1枚置く 例:「す」
・お題の「す」から始まり、手札のカードで終わる言葉を考える
例:手札に「か」があれば、「す」い「か」
・考えた言葉を言いながら箱に最後の文字のカード(この場合は「か」)を置く
・置かれた文字から始まる言葉で同じことをしていく
以上が本来のルールで手札がなくなった人が勝ちです。ただこれが大人でも意外と難しい、、、
始まりと終わりの文字が指定されているとなかなか思いつかないものです。ハートリンク放課後等デイサービス本郷台では、もう少しルールを簡単なものにして取り組んでいます。
ハートリンク本郷台風ワードバスケット
ワードバスケットの目的としてまずは、語彙力の向上があります。世の中にはどんな言葉があるのかを活動を通して楽しみながら考えられます。また、ワードバスケットはいかに早く言葉を考えて行動に移すかが大事ですので瞬発力を鍛えることも出来ます。言葉を考える際に思考力、思いつかない時に違う文字に切り替えたり、短い言葉に切り替えたりする判断力も関わってきますね。
今回取り組んだワードバスケットは、「食べ物」をお題として言葉を考えるという内容で行いました。野菜、果物、料理。食べ物なら何でもありにしました。まずは50音カードをばらまいておきます。

2チームに分かれて、順番を決める。順番を決めたら1番の子から、ばらまかれた50音カードの中から自分で考えた食べ物の文字を集めてくる。
判定役の職員の元に持ってくる。食べ物の文字が完成していたらカードを戻してくる。戻したら次の子がスタートという流れで行いました。しりとりの形を取らずに頭文字は自由なルールで取り組みました。計3回戦行い、一度使った言葉は使えないというルールで取り組みました。

まずは活動のルール説明です。
まずは「生き物」をお題にしてカードは集めずにその場で考える練習をしました。そして思いついた生き物を発表してもらいました。自由に発言するのではなく挙手をして。順番を待って適切な場面で発言する練習も兼ねています。
これから行うワードバスケットのお題「食べ物」を発表し、活動の流れを確認していざスタート!

各々自分で考えた食べ物のカードを頑張って集めています。無造作にばらまかれたカードの中から目当ての文字を探す活動は空間認知能力を育む事にも繋がります。
また今回は制限時間内に何回集めてこられるかを競っています。
つまり、文字数が短いものを素早く集めて来て次の子へバトンタッチをする方が有利です。そのことに気付いた子は「もも」など短い言葉を集める様子が見られました。

自分で食べ物を考えることが難しい子でも、範囲を狭めて「好きな食べ物は?」と聞くと「ハンバーグ!」と答え探しに行くことが出来ました。このように言葉を考える、カードを探すことにより頭の体操。カードを取る・戻すことにより微細運動ができます。
今回は以上のルールで行いましたが、文字数によって加点される、しりとり制にして前の子が集めてきた最後の文字から始まる言葉を探す、「す○か」等あらかじめお題を設定しておいて○に入る文字を考えて持ってくる等、様々なルールで楽しめるワードバスケット。これからもその時の目的に応じてルールを変えつつ取り組んでいきたいと思います。是非お家でも取り組んでみてください。
またのご閲覧をお待ちしております。