何万トンの食べ物といっても、ちょっと想像しにくいですね。これを日本国民一人あたりに換算すると、毎日お茶碗1杯分のご飯を無駄に捨てているという目安が発表されています。全員が、毎日その量を重ねていったとすると、馬鹿にできませんよね。 食品廃棄物等は年間2,842万トンでしたので、食品廃棄物の約20%は、本来まだ食べられるのに廃棄されてしまう「食品ロス(フードロス)」にあたります。食品ロスとなる646万トンという数字は、世界中で飢餓に苦しむ人への食糧援助量(約320万トン:国連世界食糧計画(WFP))のおよそ2倍となります。 日本の食料自給率はおよそ40%で、大半を輸入に頼っているのが実情です。その一方で、食べられる食糧を大量に捨ててしまっているのが、日本の食の現状でもあるのです。