ハートリンク放課後等デイサービス本郷台≪隣の○○さん≫

こんにちは。ハートリンク本郷台です。
暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続いています。皆様、お体に気を付けてお過ごしください。
さて、先日ハートリンク本郷台では「隣の○○さん」というレクリエーションを行いました。

ルール

①全員で円になり、最初の児童は自分の名字を言います。次の児童は、最初の児童の名字と自分の名字を言います。こうして、児童の順番が進むごとに言う名前も増えていきます。
②名字だけではなく、フルネームで行う。
③指導員も入れて、フルネームで行う。

お約束

・お友達が発表するときは0の声

狙い

・短期記憶
初めて聞く児童の下の名前や、指導員の下の名前を覚えられるか。
・集中力
集中して覚えること、聞くことができるか
・ヘルプ要求
分からない時に適切に助けを求められるか
上記3つについて、トレーニングとアセスメントを行いました。

それでは、隣の○○さんのスタートです!!

ルール①

みんな、初めて聞いた児童の名前も、間違えずに答えることができていました。本日初めて通所した児童も環境設定をして、前の方の順番にしたことによって、覚える名前は1,2人ほどで済みました。その結果、全てスムーズに言うことができ、成功体験を積むことができました。

 

ルール②

指導員が、次はフルネームでやってみようと言うと、一部の児童から「えー!」「無理だよー!」といった発言がみられました。試しに一回だけやってみようとその児童に声かけをしたところ、同意を得ることができ、フルネームでのゲームが始まりました。
先程はスラスラと言うことができた児童の1人に時間がかかる様子が見られました。「〜さんの隣の〜さんの隣の〜です」と言うところを「〜さんの隣が〜さんの隣が」や「〜さんの〜です」など、定型の言い方を言い間違える様子が見られました。指導員が「隣の」だよ、と言語補助を行うとゆっくりながらも適切に言うことができました。一方で、難しくしても全くスピードが落ちない児童や「無理だよー!」と言っていた児童もスラスラと言うことができていました。

ルール③

最後に、指導員も円に加わり、全員のフルネームを言っていくことになりました。みんな指導員のフルネームを覚えようと真剣になり、誰かが発表する度にシーンと場が静まりかえります。みんなとても集中することができています。指導員の名字はわかるものの、名前を言う際に詰まる児童、名字だけ言う児童などがいましたが、最初の文字や文字数などのヒントを出し、児童ごとに適切なプロンプトを行うことで、名前も言うことができました。
今までとてもスムーズに言えていた児童に「〜先生の名前が分からない、どうしよう」と言う様子が見られました。指導員が、その児童に対して「分からない時はどうしたらいい?」と聞くと「〜先生、名前が分からないので教えて下さい」と適切にヘルプ要求を出すことができました。その児童に言語補助を行うと、答えることができました。

まとめ

今回のゲームの狙いは短期記憶と集中力、ヘルプ要求となりますが、これらは生活のあらゆる場面で必要とされます。
初めて聞いたお友達のフルネームや職員のフルネームを覚えるには、短期記憶が必要になります。
また、覚える際には集中することも求められます。
そして、覚えられなかった時には、適切に助けを求めることが必要です。
集中はほとんどの児童ができていました。
短期記憶に関しては、できた児童も難しかった児童もいましたが、難しかった児童もヘルプ要求ができていました。
そして、これら3点について楽しみながらトレーニングすることができました。
これからもハートリンク本郷台では、楽しみながらトレーニングできるように日々の活動を行っていきたいと思います。
またのご閲覧お待ちしております。