こんにちは。放課後等デイサービスハートリンク本郷台です。

短い夏休みも終わりましたが、熱中症対策にも気が抜けない厳しい残暑が続いております。ハートリンク本郷台でもコロナ対策に加えて熱中症対策にも気を付け、日々残暑と闘っています。

ハートリンク本郷台では、8月中2回に渡りこども会議を開催しました。
第一弾は会議と言うよりも討論会形式で、第二弾は文字通り会議形式で行いました。

まずは討論会形式の第一弾ですが、「子どもがいいか？大人がいいか？」と言うテーマで開催しました。
最初に子どもと大人どちらがいいか選択してもらい二つのテーブルに分かれてもらいました。子どもがいい派が多いだろうと言う大方の予想を裏切り、ほぼ半々に分かれました。

子どもがいいと言う理由として…

・仕事が大変

・暇な時間に絵を描いたりゲームしたりできる

・電車やバスに安く乗れる

・長い夏休みがある

等の意見に加えて…

・子どもは心がきれい

・発想力がすごい

等の大人びた意見も出ました。

大人がいいと言う理由として…

・みんなと住める家が買える

・お金を好きに使える

・スマホが買える

・給料がもらえる

・ご飯が買える

他には…

・優しいお父さんになれる

・ビールが飲める

と言う意見もありました。

やはり子どもは時間的自由があり、大人は経済的自由が魅力なようでした。
その後、両派の主張を発表してもらい、意見を戦わせて最後にもう一度どちらが良いか分かれてもらうと子どもがいいと言う児童の方が多数になりました。

子どもは心がきれい、発想力がすごいと言う意見もありましたが、そんな今の時代を生きている子ども達が、素直に子どもの方がいいと言える世の中を我々大人が作っていかなければならないのではないでしょうか。

そして2週間後に「こども会議　第二弾」が開催されました。今回は会議形式で

「ハートリンク本郷台をよくするにはどうすればいいか」と言うテーマで話し合ってもらいました。

また今回は議長も児童の中から希望を募ったところ3名の希望者がいたので、順番で議長を務めてもらいました。

①ハートリンク本郷台のいいところ、悪いところ

②ハートリンク本郷台への要望、どんなことをして欲しいか

③どんなことが出来るか、どんなことを決めればいいか

議長を交代しながらこの順番で会議をすすめました。

まずはハートリンク本郷台のいいところとして

・優しい。

・学習もある。

・頭をよくしてくれる。

・防災訓練がある。

・色々なおもちゃがある。

・色々なところに連れて行ってくれる。

他にも色々な意見が出ましたが、悪いところも挙げさせていただきます。

・コロナのせいでやりたいことが出来なくなっている。

・学習のプリントに国語辞典に載っていない漢字がある。（本当は載っています）

・時間がずれることがある。（療育のために活動の時間を延長したりするため）

等の意見が出ました。

思ったことを素直に言ってと言ったにもかかわらず、あまり悪いところの意見が出ませんでした。

また学習の時間に対して、やりたくない、やめて欲しいと言ったネガティブな意見はほとんどなく、むしろ学習の時間があることや頭をよくしてくれるなど肯定的な意見しか出ませんでした。大変だけどやらなければならない事と認識してくれているようです。

防災訓練に関する意見は以前このブログでお伝えした防災訓練をこの週に毎日児童をまじえて実施しているからです。

これらの意見を踏まえた上で②の要望を募ると

・楽しく遊びたい。

・遊ぶもの（スイッチ等）を増やして欲しい。

・テレビが欲しい。

・自分のスマホを持ってくることが出来るようにして欲しい。

等の要望に加えて、

・不審者が絶対に入らないようにして欲しい。

・早くコロナが収まるようにして欲しい。

・地下の秘密基地を作って欲しい。

等の切実なものや楽しいものもありました。

最後に①と②を踏まえた上で、どんなことが出来るかに関しては、なかなか意見が出てこなかったので、ハートリンク本郷台の悪いところで出た時間がずれる（活動の時間が次の予定の時間にずれ込むことがあると言うこと）を改善するにはどうすればいいのかを話し合ってもらいました。

時間がずれないようにするためには…

・時間を見る。

・時間を決めて動く。

・1分前とか５分前に動く。

等の日頃から我々指導員が心がけてることがあげられました。

でもこども会議で出された貴重な意見なので我々ももう一度よく考えたいと思います。

2回に渡って開催された「こども会議」ですが、子どもたちの自由な発想や考えを知ることができました。

自己表現、意思伝達など自分の意見をまとめて発言すると言う難しいことですが、頑張って自分の思う事を伝えてくれました。

 今後も関心が高く、意見の出しやすいテーマを考えてまた「こども会議」を開催したいと思います。

またのご閲覧お待ちしています。