ハートリンク放課後等デイサービス本郷台《ドクタードッジボール》

こんにちは。ハートリンク放課後等デイサービス本郷台です。
昨年は日本にとって、世界にとって大変な一年でした。今年こそは明るい年になって欲しいと思っていますが、新型コロナウイルスの猛威はますます拡大しているようです。今年は日本でもワクチンが接種される等の明るい話題もありますが、まだまだ終わりは見えません。ハートリンク本郷台でも手洗いうがいはもちろんのこと、マスクの着用、各部のアルコール消毒、定期的な換気、空気清浄器・加湿器の作動等の対策を講じて感染の予防に努めています。何とか安心して生活できる日を迎えたいものですね。

ドクタードッジボール

今回のブログのタイトルですが、初めて目にされた方も多いと思います。所謂ドッジボールの一種です。
ハートリンク本郷台の子ども達は運動が大好きです。なかでも鬼ごっことドッジボールは運動の双璧をなすものとなっています。鬼ごっこに、色鬼、高鬼、氷鬼、ドロケイ等の色々な種類があるようにドッジボールにも色々な種類があります。ハートリンク本郷台で良く行われるドッジボールとしてアメリカンドッジボールとポイントドッジボールがあります。アメリカンドッジボールはボールに当たると相手チームに入るドッジボールで人数の多い方が勝ちとなります。ポイントドッジボールは、ボールを当てたら1ポイント、ボールを取ったら1ポイントとポイントを加算して行き最終的にポイントの多い方が勝ちとなります。特にアメリカンドッジボールはルールが単純明快で、勝敗が分かりやすいので一番人気です。
今回はそのドッジボールに新しいバリエーションが増えました。それがドクタードッジボールです。もともとは北米、特にカナダで行われているドッジボールの一種のようです。大まかなルールとしては各チーム1人のドクターを決めてボールに当たった人は、ドクターにタッチされると復活できると言うものです。本来は体育館等の広い場所で大人数で行うゲームで、ボールに当たった人はその場で横になりドクターの救済を待ちますが、ハートリンク本郷台のスペースでは難しいので、ルールはハートリンク本郷台独自のルールを作りました。

ハートリンク本郷台式ドクタードッジボール

・各チーム1人ずつドクターを選ぶ。
・球に当たった選手はドクターが来るのを待つ。その時、その場に座るのは危ないのでコート横の病院のスペースに行く。
・ドクターにタッチされた選手は試合に復帰出来る。
・1回戦目は誰がドクターかを公表し、ドクターは3回まで当てられても大丈夫とする。
・2回戦目はドクターは非公表、ドクターも当てられてしまうと病院に入って復帰できない。この場合ドクターが当てられると誰も復活できなくなるので敗色が濃厚になる。
以上のルール設定で2回戦を行いました。
なお試合前に攻略法として
・相手チームに誰がドクターか悟られないようにする。
・自分のチームのドクターを守るために他の選手が盾になることも可能である。
・相手チームを欺くためにドクターの振りをする偽物を擁立する戦略もある。
等のことを伝えました。

目的

・ルールを理解して行動する。(指示理解)
・チームメイトの状況を判断して行動する。(他者理解)
・ドッジボールによる粗大運動、バランス感覚、空間認識力を養う。
等のことを目的としました。もちろんゲームを楽しむことも大きな目的です。

いざ実戦

担当の指導員が力が均等になるようにチーム分けをしました。1回戦目は相手チームに誰がドクターかを告げてジャンプボールでゲームスタートです。ドクターが誰かわかっていても、3回まで当たっても大丈夫なので、ドクターも比較的大胆に動き回っていました。そして球に当たって病院のスペースに行ったチームメイトが出ると、飛んで行ってすぐにタッチして戦線復帰させます。そんな感じで1回戦目は病院のスペースに入っていた選手は両チームともに0人で、引き分けでした。
2回戦目はドクターは非公表、ドクターも1回当てられると病院行きで復帰できません。ここで両チームともにドクターを守る作戦に打って出ました。偽ドクターを立てるのは難しすぎた様で、この作戦は両チームともに不採用となりました。子どもたちみんなルールと戦略を理解できていたようです。自分だけが楽しむのではなくチームを勝たせるために自分がドクターを守る盾になることも辞さない他者理解を示してくれました。両チームのドクターが誰かはすぐに露呈してしまいましたが、最後までドクターを守りきることができました。最終的には終了間際に当てられたチームメイトを復活できなかったチームが負けとなりましたが、みんな自分のことだけでなく他者を理解することができ、チーム全体の利を考える事が出来ました。
今回は目的として設定したことをある程度達成することができたと思います。今後も目的を定めてハートリンク本郷台式の活動を考え、実践していきたいと思います。
またのご閲覧をお待ちしております。