ハートリンク放課後等デイサービス本郷台《豆まき・事前学習》

こんにちは。ハートリンク放課後等デイサービス本郷台です。
新型コロナウイルスが日本国内で確認されてから1年がたちました。緊急事態宣言も1ヶ月間延長されることとなりましたが、ワクチンもいつ接種できるのか分からない状況です。オリンピックは開催予定のようですが、海外の選手は本当に来日できるのでしょうか。まだまだ先行きはハッキリしませんが、1日も早く安心して生活できるようになるといいですね。

事前学習

以前ハートリンク本郷台では文化の日に日本の伝統文化、行事について学習する機会がありました。そのときにも伝統行事として節分と答えてくれた子がいました。今回はその伝統的な文化・行事に触れる目的で2月2日に豆まきをしました。
ハートリンク本郷台では外出や食育などの活動の前に事前学習を行うことがよくあります。みかん狩りの前にはみかんの種類や日本での歴史、おいしいみかんの選び方などを学習しました。先日のカレー作りのときはカレーがどこで生まれて、どういう経路で日本に入ってきたかなどを学習しました。何かを見学する時は、その歴史を学んだり、どこを見学するか話し合ったりもしています。
活動の時間にあまり余裕がなかったので短時間になってしまいましたが、豆まきの前にも事前学習を行いました。

豆まき 事前学習

例年は2月3日が節分ですが今年はなぜ2月2日なのかを説明しました。まずは日本には4つの季節があり、それぞれの季節の始まる日の前の日が節分であること、特に春になる日(立春)の前の日の節分に豆まきをしたりすることなどを話しました。この時に「四季って何ですか?」と質問すると、春、夏、秋、冬、すべて答えてくれました。
次に「1年は何日ですか?」と聞くと「365日」と答えてくれた子もいました。「どうして1年は365日なのかな?」さすがにこの質問は難し過ぎました。子ども達からは答えが出なかったので、地球が太陽の周りを365日で1周するから、1年は365日であること、本当は365日より少し長いから4年に一度調節する年、うるう年があることなどを説明しました。
そのために立春も毎年2月4日とはならず、今年は2月3日の23時59分になるから、立春の前日2月2日が節分になることを説明しました。
邪気(鬼・悪い事)を追い払い、福(良い事)を呼び込むから「鬼は外! 福は内!」の掛け声とともに豆をまくことも説明したところで時間の方も無くなってきたので、いよいよ豆まきのスタートです。

豆まき 実戦

最近は家の中が豆だらけにならないように、小袋に入った大豆を投げたり、殻付きのピーナッツで代用したりすることも多くなっていますが、ハートリンク本郷台では「ふつうの大豆(福豆)でやりましょう。豆だらけになったらすぐ掃除すればいいでしょう。」と言う管理者の温かい(熱い)言葉で、ふつうの大豆で行うことになりました。子ども達には千代紙で豆箱を作りそこに豆を入れて渡しました。
鬼役の指導員が鬼(なまはげをイメージして面を作りました。)に扮装して登場すると、一斉に「鬼は外!」の大合唱でしたが、鬼滅の刃の影響で全集中や○○の呼吸などの声も聞こえました。指導員の渾身の演技も「○○先生でしょ!」と一刀両断されましたが、低学年の男の子が一人「怖かった」と言ってくれました。鬼はみんなに豆を投げられて入口から退散となりました。
豆まきを終えた後はみんなで豆拾いをして後片付けをしました。
今回は、伝統文化、行事に触れる事を目的とした活動だったので事前学習では節分について学習しました。座って話を聞くことになるので、事前学習は敬遠されてしまう様に思われるでしょうが、みんな目を輝かせて話を聞いてくれます。そして質問にも積極的に答えてくれます。事前学習も活動の一環として楽しんでくれているようです。
今後もハートリンク本郷台では事前学習も含めて、子ども達にとって魅力的かつ実になる活動を行っていきたいと思います。
またのご閲覧をお待ちしております。