ハートリンク放課後等デイサービス本郷台《視点を変えてみると》
1月が終わり、冬が終わり、今年度が終わり、平成が終わり。
終わる事ばかり考えていると、なんだか切なくなってきますね。
2月が始まり、間もなく春が来て、新しい出会いがあって、新しい時代が始まる。
こう考えると、なんだか楽しくなってきます。
だから何だという話ですが、つまり何が言いたいのかというと多分、今日、すご~~~くあったかくていい天気でしたね!ということでしょうか。
さて、1月は工作で、保冷剤の中身を使って消臭芳香剤を作りました。
保冷剤を大量購入した段階でちょっとしたハプニングがありまして、ぎりぎりあれは消臭剤ではなくてスライムの仲間のような気もしますが、綺麗に出来たのでご報告です。
写真のように、ジュース型のものを作りたかったので下には氷っぽいクラッシュストーンを入れます。
クラッシュストーンの上に消臭剤(という名のスライム)、その上にフタ。
子ども達が行う作業工程としては、好きなクラッシュストーンを入れ、保冷剤もろもろを混ぜて、半分はそのまま無色、半分は絵具で好きな色を付けて流し込み蓋を閉じる、というシンプルなものなのですが、この中にも学べることはたくさんあるんです!
例えば、クラッシュストーンがいっぱい入った袋を見せて「ここから好きなの12個取って入れるよ」の指示を出したとして、なるほど好きなのを12個取ってこのカップに入れるんだな!と、自立でその通りの作業を出来るには実は色んなスキルが必要になってきます。
物を数えながら作業をするのって、当たり前にやっているようで意外と難しかったり、するんですよね。
だからと言って指導員が勝手に選んだり、数えたら1こ多かったから勝手に袋に戻したり、なんだか答えを教えるみたいで違うかな、と思いまして、個別にレベルを変えて補助を出してみました。
言葉での指示の意味理解が難しい、「12」を数えるのが難しいなんて時は、
小さいホワイトボードに12個〇を書きます。
それだけでは???となるので、まずは指導員が1個とって、〇の上に載せる。
この〇と、このクラッシュストーンで何をすればいいのか見本を見せるわけです。これも一種の「モデリング」ですね。
すると、自分で選んで載せる、選んで載せるの作業ができるようになりました。
〇が全部埋められたところで今度は1個取って、カップに入れて見せる。
すると、自分で取って入れる、取って入れるの作業ができました!
もし始めからぜ~~んぶ指導員が先回りしていたら、モデリングがある事で「自分で取る」「入れる」の作業が出来るというスキル、ものの数を数える事は出来なくても、〇と同じ数を用意できるというスキル、見逃すところでした!危ない危ない…。
冒頭の終わる、始まるの話にちょっと戻りますと、「~が終わる」って、「~が始まる」ということですよね。それと同じで、「できないこと」に意識が行きがちですが、「~ができない」って、「~まではできる」「~すればできる」と同義じゃないかなと思います。
できることを見つけて、伸ばして、増やす為に、腕をひっぱるのではなく背中を押す、みたいなのが理想の補助なのかなあと、日々模索しております。
ちなみに出来上がりは
素敵でしょ!
いやほんと、届いた120個の保冷剤がジェル状ではなく液体だったときはめちゃめちゃ焦りました!
が、何とか形になって、よかったです。
1月の工作、終わり!2月の工作、始まり!
またのご利用、ご閲覧お待ちしております♪