ハートリンク放課後等デイサービス港南台 *コンセンサスゲーム 砂漠からの脱出*

皆さん、こんにちは!ハートリンク放課後等デイサービス港南台です(^▽^)/

初夏の気配が感じられるこの頃、ハートリンク港南台の子どもたちも新年度の生活にだいぶ慣れてきた様子です。

今日は、土曜日の目標であるSST(ソーシャルスキルトレーニング)を目的に行った、コンセンサスゲームについてご紹介いたします。

コンセンサスゲームとは、大人向けのビジネス研修などでもよく使われる、グループ内での話し合いによって、コンセンサス(合意)を形成していくゲームです。

今回は、『砂漠からの脱出』というゴールに向けて、チームを組み、その中で意見を一致させていくという練習をしました。

『・・飛行機で旅をしている途中、砂漠の上空で機体が故障し、着陸となった・・・近くの町までも遠く、すぐに救助されることは難しい・・』とナレーション役の先生が、空想の世界へと誘導していきます(*^-^*)

『この状況から抜け出すために、今手元にあるのが、水・ライト・方位コンパス・手鏡。この中で、あなたはどのアイテムが一番重要だと考えますか?』とお題がふられます。

集団決定をするためには、個々が自分の考えをはっきりさせなければなりません。

まず、ひとりひとりが意思決定をしてもらいます。

 <うーん…僕はこれが一番大事だと思うんだけど…

なかなか書けずに悩んでいる子には、想像力がかき立てられるよう、さらに詳しく状況を説明します。

 <砂漠に一人ぼっちになったら、何が欲しいかなあ?

個人決定が出来たら、次はいよいよ集団決定に取り組みます。

まずは、お互いに書いた内容を見比べながら話し合います。

   <えっ…全然違うんだけど・・・?なんでそう思った?

この日は3~4人でのグループを作りましたが、回答は個人でバラバラで、取りまとめる作業は想定していた以上に時間がかかりました(;’∀’)

『なぜそう思ったか』自分が大切だと思った理由を一生懸命考えて皆に伝え、他のおともだちの意見を聞いて理解しようと努力している姿が印象的でした。

最後に、3つのグループが自分たちのチームで導き出した答えを発表しました。

グループ内で何を重要視しているかが違うと、必要なアイテムも違ってくることが分かりました。

また、普段はおとなしい子が積極的に発言したり、恥ずかしがり屋な子が論理的に話したりと、『ただゲームして楽しい』だけではない様子が見られました。

子どもたちにとっても、発言することに対して、自信がついたのではないかと感じました。

帰りの会では、『またやりたい!』『次はどこで遭難する?』などのリクエストもあり、とても有意義な一日となりました(*´▽`*)

 

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