ハートリンク放課後等デイサービス本郷台≪強化≫
こんにちは。
ハートリンク放課後等デイサービス本郷台です。
学校によって夏休みの延長があったり、分散登校が始まったり、さらに分散登校が延長したりと昨年に引き続きバタバタとしたイレギュラーな日々が続いていますね。
来月からどうなるかは未定ですが、通常通りの日常が恋しいですね…
さて!話は変わりますが、本日は何度かご紹介しているABA(応用行動分析)の中から「強化」についてピックアップしてお話ししていきたいと思います。
強化
まずは強化について。強化とはつまり「褒める」事です。
場面にあった適切な行動をとれた時に強化することによって、その行動の定着を図ります。
何か出来たときにスルーされるより褒められた方が嬉しいですよね。ただ割と褒めることが苦手な方も多いのではないでしょうか?
今回は褒める時のポイントをいくつか紹介したいと思います。
強化のポイント
ポイント1:すぐに褒める
まずは即時強化と呼ばれるすぐに褒めるという事がポイントになります。
すぐに褒めることによって褒められた側もどこを褒められたのか明確に理解できます。
逆に時間が空いた場合は別の部分を褒められたと認識してしまう可能性が出てきます。
例えば遊ぶ時間が終わることに気づいて自ら片付けを始めて勉強の準備をする。ただ勉強の集中は難しく手遊びを始めたという行動があったとします。
片付けを始めたタイミングで「気づけて偉いね」即時強化をすれば自分で気づいて片付けを始められたことを褒められていると実感しやすいです。しかし勉強の時間が終わったタイミングで「あの時偉かったね」と褒めたとしたら「手遊びが上手だって褒められたのかな?」とこちらの意図と異なる汲み取り方をしてしまう可能性があるのです。
ポイント2:具体的に褒める
続いては具体的に褒めるという事です。
先ほどは強化のタイミングでしたが、こちらは内容の部分です。
どの行動のどの部分が良かったのか。それを伝えることによって「これをしたら褒められるんだ!」「これはいいことなんだ!」と学習してその行動の定着を図ることが出来ます。
先ほどの例でしたら「自分で時間を見て気づけて偉いね」「片付けを自分からできて偉いね」等の内容で褒めると具体的な行動を強化していることになります。
褒めているポイントを明確にしないと「どこを褒められているんだろう?」と伝わらない可能性も出てきます。また上記と同じように異なる行動を強化されているとコミュニケーションエラーの発生の恐れもありますね。
分かりやすく端的に褒めてあげる事が伝わりやすくて好ましいです。
ポイント3:努力していることを褒める
なかなか行動の定着に繋がらない。そんな時はどこを褒めたらいいか悩むこともあると思います。
そのような時は努力していることを褒めてあげましょう。
「頑張っていることを知っているよ」「その調子で頑張ろうね」等の声掛けをすることによってモチベーションに繋がっていきます。
まとめ
以上の点が大まかな強化のポイントとなります。
紹介した例では声掛けでの褒め方でしたが、強化は言葉でなくても出来ます。
ハグやハイタッチ、笑顔などでも強化の表現は行えます。
強化する時はお子様にあった褒め方で強化してあげるとより効果的になります。
その為にも日頃からお子様の様子をしっかりと見ていなければなりませんので、より一層一人ひとりのお子様と向き合っていければと思います。