ハートリンク放課後等デイサービス本郷台≪アンガーマネジメント≫

こんにちは。ハートリンク本郷台です。
6月に入り雨の日も多くなり本格的な梅雨が近づいている気配がしてきますね。
雨は環境的な問題で降らなければ大変な事になる事は重々承知なのですが、個人的には体調も悪くなりますし外出意欲ががくっと下がるのであまり好きではないです。
イベントや運動会などの学校行事も雨天中止となる事もあり、予定が崩れたりスケジュールの組み直しなどで忙しくなってイライラされる事もあると思います。
みなさんはイライラした時どのように対処されていますか?
感情に任せて発散される方もいれば我慢しようと耐える方、好きな事に打ち込む方など様々だと思います。
今回のブログではそんなイライラした時などに効果的な「アンガーマネジメント」についてご紹介させていただきます。

アンガーマネジメントとは?

まず初めにアンガーマネジメントについてご説明します。
直訳すると「怒りの管理」となります。このアンガーマネジメントは1970年代にアメリカで生まれたもので最初は犯罪者の矯正プログラムなどで活用されていたものでしたが、昨今話題のパワハラなどにも通ずるもので着目されてきています。
アンガーマネジメントでは怒りの感情を「なくす」のではなく「管理する」事を重要視しています。
怒りをなくすことはどうしても難しいため、怒りをなくすのではなく怒りの感情をコントロールして上手く向き合うためのものとなっています。
では具体的にどう向き合いコントロールすれば良いのでしょうか?
ここからはアンガーマネジメントの代表的な手法をいくつかご紹介していきます!
1:6秒ルール
怒りの感情が発生してから6秒間自分の中で数えます。
6秒間立つ事で怒りの感情が抑えられていき、物事を冷静に捉えられるようになると言われています。
ただ怒りの感情が発生した時に落ち着いて6秒数える事が難しい場合はあると思います。
そのような時は怒りの原因となった場所から離れて数える、別の事を考えて時間を経過させる、何か別の事をするなどして6秒以上時間をおけるようにする事も必要になってきます。
2:様々な考え方があると知る
続いては他者理解を通じて怒りをコントロールする方法です。
「自分が正しい!」と何もかも固定概念で考えていると自分の考え方と相違があった際に怒りが発生してしまいます。
全てを受け入れる必要はないですが、逆に自分の考えを全て相手に押し付ける必要もなく、人によって考え方が違うという事を知っていけば相手の考え・行動を受け入れやすくなって怒りの感情が湧きづらくなっていきます。
3:怒りを記録する
3つ目としては怒りの記録が効果的と言われています。
自分がどのような時・状況で怒る事があるのか?
その事を記録していく事によって怒りの発生の原因を知る事が出来ます。
自分がどんな時に怒るのかを知り、その状況に近くなってきた時にはあらかじめ怒りの原因となりうるものから離れておくなどの見通しを持った対処をすることも可能となってきます。
また記録を付ける時には状況のみでなく怒りのパロメーター(イライラ70点、焦り30点等)もつけておくとより詳細に自分の事を知る事が出来ます。

アンガーマネジメントのメリット

ここからはアンガーマネジメントによってもたらされるメリットを紹介していきます。
まずはストレスの軽減が挙げられます。
怒る事によって発散できる事もあると思いますが、怒る時には大きなエネルギー・ストレスがかかっています。
過剰に怒る事により周囲にもストレスを与えますし、自分にも相応の負荷がかかります。
「なんであんなことを言ってしまったんだろう?」と後悔に繋がる事もありますよね。
そこでアンガーマネジメントを行う事でストレスを上手に解消していき、別の事で発散できるようになります。
また感情に任せて怒る事が減る事によりコミュニケーションも円滑になっていきます。
職場でのメリットとしては感情のコントロールによって生産性が上がる・パワハラ防止ににもつながります。

まとめ

以上のように怒りの感情をコントロールしていく事によってより良好な人間関係を築き、精神状態を安定させることにも繋がってきます。
ご家庭でお子様に対してイライラする事もあると思いますが、ぜひ今回ご紹介したアンガーマネジメントを活用してみて下さい!
またお子様自身にもイライラした時の対処法として6秒ルールなどは実践しやすいものだと思いますし、イライラした時には○○に行くなどの具体的な行動を準備しておくことも一つの方法です。ぜひご一緒に取り組んでみて下さい!
またのご閲覧お待ちしております。