ハートリンク放課後等デイサービス本郷台≪図形伝達ゲーム≫

こんにちは。ハートリンク本郷台です。
緑葉や色鮮やかな花々が咲き始め、春もすぐそこまでやって来たようです。
さて、先日ハートリンク本郷台では「図形伝達ゲーム」というSSTを行いました。

ルール

①各チーム、教室の両端に行く。
②各チームから図形を伝達する人が1人ずつ指導員のところまで行く。
③指導員にパソコンを見せてもらって、図形を覚える。覚える時間は10秒。
④それぞれのチームに戻って、言葉だけで図形を伝える。
※伝えている時は、手は「きをつけ」をする。
⑤描く係は、みんなで相談しながらホワイトボードに描く。
⑥伝える時間、描く時間は2分。
⑦伝える係、描く係、順番は指導員が決める。
⑧2分後答え合わせ。描く係が指導員のところにホワイトボードを持ってくる。
正解に近い方が1ポイント。

お約束

・先生が話している時は0の声
・ゲームの途中で分からない時は「先生、質問があります」と挙手をする。
・思い通りにいかない時でも参加する。

狙い

・指示理解、ルール遵守
お約束、ルールを理解して、守ることができているか。
・短期記憶
見た図形を記憶できるか。
・伝える力
言葉だけで図形を伝えられるか。
・聞く力
伝えられた言葉から図形を描くことができるか。

それでは、図形伝達ゲームの始まりです!

図形①


どちらのチームも左に何があって、右に何があってということはスムーズに伝えることができました。
丸の中にもう1つ丸があることも伝えられましたが、外側の丸だけ青色、内側は白色ということは、うまく伝えることが難しい様子がみられました。
同様に、三角の色についてもうまく伝えることが難しかったようです。
指導員から、外側の色は何?内側の色は何?と促されることによって、答えることができました。
描く方は、最初に「円」と言われて分からなかったようで「円って何?教えて」と適切にヘルプ要求をすることができていました。伝える方も「丸だよ」とすぐに別の言い方で伝えることができていました。

図形②

両チームとも、色は正確に伝えられたのですが「矢印」という言葉が出てきませんでした。
赤の矢印のチームは、「下に伸ばし棒、上にも伸ばし棒、伸ばし棒を繋げて、反対側に三角」と輪郭を描くように伝える様子が見られました。
青の矢印のチームは「縦に太い棒、下に三角」とパーツごとに分けて伝える様子が見られました。
描く方は、赤の矢印のチームも青の矢印のチームも、三角をどう書いていいのかが分からない様子でした。
指導員から、どんな形の三角形か、どんな向きなのかを伝えようと言われると頑張って伝えようとする様子が見られました。

図形③

先ほどの矢印で難しかった児童には、成功体験を積んでもらうために、2回戦目でより簡単な課題に挑戦してもらいました。
どちらのチームの児童も、形と色を正確に伝えることができ、成功体験を積むことができました。

まとめ

今回のSSTの狙いは、指示理解、ルール遵守、短期記憶、伝える力、聞く力です。
お約束に関しては、みんな良く守れていました。ルール遵守の部分では、つい手を使ってジェスチャーをしたり、ホワイトボードの書いて欲しいところに指差しをする様子が見られましたが、指導員が声かけを行うと「きをつけ」をすることができました。
短期記憶に関しては、みんな図形を覚えることができていました。
伝える力、聞く力は児童によってとてもよくできている児童と難しい児童に分かれました。
よくできている児童は更に能力を磨きながら成功体験を積むことができました。
難しい児童も、指導員が言語補助を行ったり、課題を簡単なものに設定することで、能力の訓練をしながら成功体験を積むことができました。
これからもハートリンク本郷台では、楽しみながらトレーニングができるように日々の活動を行っていきたいと思います。
またのご閲覧お待ちしております。