ハートリンク放課後等デイサービス本郷台《ウインドチャイム作り》

こんにちは。ハートリンク放課後等デイサービス本郷台です。
秋の気配を感じ、日もどんどん短くなってきました。夏の喧騒を過ぎて秋の哀愁が漂うようになってきた今日この頃ですが、コロナ禍の行く末はまだまだ不明瞭ですね。
1日も早く終息の宣言が聞きたいですね。
ハートリンク本郷台では日頃からいろいろな工作を行っています。最近では敬老の日工作でお守り作りをしました。こちらは日々の活動の中で行う工作ですが、それとは別でハートリンク本郷台には月の工作というものがあります。以前は1か月間で一つの工作を仕上げていましたが、時間的な制約もあり、今年の6月から2か月で一つの工作を仕上げることになりました。
製作期間が2か月に伸びたことで以前よりも工作の緻密さや手の込み具合もより高いものが求められる反面、工作にかける1人分の費用はアップしました。
担当者は3か月ほど前から事業所ミーティングで何を作るかを発表し、2か月前に試作品を作って提出します。そして今回、8,9月の工作がウインドチャイムです。

 ウインドチャイム

分かりやすく言うと風鈴です。窓辺につるして風が吹くとチリンチリンと優しい涼しげな音がします。ドアにつるしておけばドアベルのように開閉するたびにチリンチリンと鳴ってくれます。ペットボトルの上部1/3程のところで切り、中につるすベースをアイロンビーズで作りそこに3本の金属製のパイプとナットを釣り糸でつるしそのベースをペットボトルのふたにつるし、ふたの上部にアイロンビーズで輪をつけて好きなところにかけられるようにしたものです。ペットボトルの切り口をアイロンで丸めたり、アイロンビーズにアイロンをかけたりする作業や釣り糸を縛ったりする作業は指導員が行いますが、ペットボトルに彩色したり、絵をかいたりする作業、ペットボトルに木工用ボンドを塗ってコーティングする作業、アイロンビーズのベースを作る作業、釣り糸にアイロンビーズを通して持ち手を作る作業、全て子どもたちが行いました。指導員が補助することもありますが、ヘルプサインが出ない限り指導員は説明と指示だしだけで、子どもたちが作業を行います。
これらの行程を2~3日(回)に分けて行いました。

ウインドチャイム作りの狙い

  • 自分の好きな絵をかいたり、すきな色を使うことで、個性を育んだり色彩感覚を養ったりする。
  • 小さな穴に糸を通したりすることで微細運動を行う。
  • 時間をかけて作成することで、できあがったときの達成感を得る。
  • 説明を聞いたり、細かい作業を行うことで集中力を伸ばす。
  • 自分で作ったウインドチャイムの音色を楽しむ。
などのことを目的としました。

まとめ

ペットボトルには好きな絵を描く子、自分の好きなキャラクターを描く子、自分の好きな色で全体を塗る子、カラフルな虹のような彩色をする子など十人十色でした。それぞれの子の個性が表れており傑作ぞろいでした。相変わらず子どもたちの感性には驚かされます。アイロンビーズのベース作りでも、直径4㎝ほどの大きさですが、そこに自分の好きなキャラクターの顔を作る子、色の配色とデザインに凝る子、渋く単色で仕上げる子など千差万別、個性豊かに作ってくれました。
今回は夏休み期間だったこと、緊急事態宣言の延長を受けて分散登校になったことなどで比較的工作の時間が取りやすかったこともあり、ほぼ全員が終わろうとしていますが、分散登校になったため10月1日までお休みするという子も数名おり、その子たちは10月以降の完成となってしまい、10,11月の工作と重なってしまいます。
次の工作も子どもたちが喜びそうな工作です。準備や制作に手間がかかっても作り終わって、「楽しかった」「面白かった」などの声が聴けるのが何よりです。また子どもたちの喜びそうな工作を考えていきたいと思います。
またのご閲覧お待ちしております。