ハートリンク放課後等デイサービス本郷台《ワードバスケットⅡ》

こんにちは。ハートリンク放課後等デイサービス本郷台です。
2020年もあと1ヶ月となりました。街やハートリンク本郷台の中もクリスマスの飾りつけがされて年末のムードが押し寄せていますが、新型コロナウイルスのことを思うとそうそう浮かれてはいられません。来年こそコロナを封じ込めて自粛生活にピリオドを打ちたいですね。

ワードバスケット

以前にもこのブログで取り上げたことがありますが、ハートリンク本郷台では何度かワードバスケットを行ってきました。オリジナルのワードバスケットに関する詳しい説明は割愛させて頂きますが、簡単に説明するとカードを使ったしりとりです。ハートリンク本郷台ではそこに担当した指導員なりの新ルールを加え、本来のワードバスケットから進化し続けています。

新ルール

基本的にはしりとりですが、今回は以前国語博士ゲームで取り入れた言葉の階段の要素を取り入れてみました。つまり文字数の増えていくしりとりになります。全体を2チームに分けて制限時間内で競い合います。
・順番に文字数を増やしていく。
・1文字1点で合計点の高いチームの勝利とする。
・使ったカードは戻さない。
・濁音、半濁音は無視してもよい。
・伸ばす音(ー)はカードに含まれている。
・何でもカード(何でもカードはどのひらがなにも代用できる)は各チーム
   6枚ずつ、1枚使うと1点減点。
・言葉が出ない時は同じチームの仲間と相談してもよい。
・最後の走者は何文字の言葉でも良い。できるだけ文字数の多い言葉を
   作る。
・2回戦目は自分達で順番を決める。
いつものワードバスケットと違う点は文字数が増えていくだけでなく、使ったカードを戻さないと言うところも違います。良く使う文字は無くなってしまう事がありうるため、各チームには何でもカードを6枚ずつ用意しました。

今回のワードバスケットのねらい

・語彙力の強化
・思考力の強化
・カードの広げられているところまで走って行き、走って戻る事により
 粗大運動の強化
・フロアにまかれているカードを拾い上げる事により微細運動の強化
・カードの中から必要なカードを見つけることにより空間認知能力の強化
*SST(ソーシャルスキルトレーニング)の一環として
・分からない時は、チームメイトとお互いに助け合う
・チームで話し合って順番を決める
・ルールを理解して活動に参加する
そして何よりも言葉を作る事ができた、チームメイトと楽しく活動する事ができたと言う成功体験を積む事ができることです。

ワードバスケット実践

今回のルールで実践してみました。担当の指導員が児童を2チームに分け、1回戦目は順番も指定しました。語彙力の豊かな児童を文字数の多い後半に回して編成しました。
結果は…
い               す
いぬ              すな
ぬりえ             なめこ
えんぴつ            こがらし
つるみえき           しんこうべ
ぎんがてつどう         へりこぷたー
両チームともに22点で引き分けでした。
続く2回戦目、今度は各チームで話し合って順番を決めました。最終的にはジャンケンで順番を決めたチームもありました。
2回戦目の結果は…
か              お
かし             おび
しらす            ひよこ
すいとう           こらった
うみぼ〇〇(〇は何でもカード) たこぼうず
すいえい           すいどうばし
19文字ー何でもカード(2まい)=17点 かたや22点
2回戦の合計 39対44で「すいどうばし」を答えたチームの勝ちでした。
どちらのチームも頑張って答える事ができました。
鉄道好きの児童は駅名で答えを満たしていました。自分の好きな分野から条件に合った答えを導き出すことができました。語彙力だけでなく思考力のトレーニングにもなりました。
思ったよりも大きな点差が付きましたが、負けた方のチームは4年生の児童がアンカーに挑戦していました。どちらのチームも1回戦目は完璧に条件を満たして成功することができました。
子供たちの成長に合わせて、ハートリンク本郷台式ワードバスケットはこれからも進化し続けていきます。また新たなワードバスケットをご紹介できる機会もあると思いますので、よろしくお願いいたします。
またのご閲覧をお待ちしております。