ハートリンク放課後等デイサービス本郷台《伝統に触れよう》

こんにちは。ハートリンク放課後等デイサービス本郷台です。
木々も色づき山も街もカラフルになってきました。日が暮れるのも早くなり、子どもたちが帰る頃は辺りも真っ暗です。コロナの終息もいつになるのか皆目見当がつきませんが、暫し秋の彩りとともに芸術の秋、食欲の秋を楽しみたいですね。
今回のブログは、11月3日、文化の日に行った「伝統に触れよう」について書きたいと思います。
11月3日は祭日なので、休校日のタイムテーブルとなり時間に余裕がありました。指導員がはじまりの会で、「今日は何の日?」と尋ねると、文化の日と言う答えが返ってきました。さらに「文化って何?」と聞くと流石に難しかったようで、「分かんない」という発言が飛び交いました。指導員が「人間が作り出した考え方とか楽しみ」と説明すると「昔の人がやってきたこと?伝統みたいなもの?」と質問してくれた子がいました。
まさにそれが今日の活動のテーマだったのです。
始まりの会では文化から伝統に話が進んだところで、「伝統に触れよう」の活動の方に進めていきました。

伝統とは

始まりの会で質問してくれた子が言った通り「昔の人がやってきたこと」正確には昔の人がやっていて現代にも受け伝えられてきた有形、無形のものですが、ここでもう一度「伝統って何?」と聞くと「昔からあるもの」と答えてくれました。さらに伝説と言う言葉も出てきました。子どもたちには伝説という言葉の方がゲームやアニメでなじみ深いようでした。
次に伝統的な遊びについて聞いてみました。
お手玉、コマまわし、福笑い、けん玉、たこあげ、すごろく等があがり、ここでカルタを期待していたのですが…なんと百人一首が先に出てきました。
実はこの日の伝統に触れようでは、カルタの歴史、背景などに触れて、最後はカルタ取り大会で締めようと思っており、その際に百人一首も説明する予定でした。その百人一首が先に出てくるとは流石ハートリンクの子どもたちです。
そして百人一首の後にカルタが出てきました。

カルタって…

百人一首の話の前にカルタと言う言葉の語源について説明しました。ご存知の方も多いと思いますが、カルタは外来語です。厚手の紙でできたカードを表すポルトガル語で、ドイツ語ではカルテ、英語ではカード、フランス語ではカルトになります。
そして遊びとしてのカルタの歴史は意外と新しく江戸時代の半ばごろ今日のカルタ取りのようなものになったようです。
百人一首は藤原定家が100人の歌人の優れた和歌百首を選んだもので、これが現代の競技かるたになるのは、もっと新しく明治時代以降です。
実はこの後に「あいうえお」と「いろは」の違いも説明しようと思っていましたが、子どもたちにはカルタの現物を見せてしまったので、もう早くやりたいと言う気持ちでいっぱいなようなので、いろは歌に軽く触れて、いざカルタ取り大会へ移りました。

カルタ取り大会

ハートリンク本郷台には「犬も歩けば棒に当たる」で始まる犬棒かるたともっと簡単なカルタがありました。低学年と高学年に分けて二組でカルタ取り大会開始です。瞬時に聞き分けて即座に札をとれる子もいれば、読み手の読む言葉と自分の前に置かれているふだの文字を統合する事が難しく、なかなか札をとれない子もいました。そのような場合は指導員がフォローして何枚かとることができるようにしました。また、お手付きをした時は次の一回は休みと言うルールも最初に決めました。
枚数が少なくなってくると争いも激しくなってきます。低学年チームでは札から離れて読み手が読み終わってから合図して、かけよって取ると言う独自のルールを作って競いました。高学年チームは少なくなってくると自分の周りにある札が分かってしまい競技かるたのように激しい取り合いになるので、毎回シャッフルして札の位置を変えました。
高学年チームの最終的な結果は1位18枚、2位11枚、3位6枚で以下4枚、3枚、3枚でした。
意外と大差がついてしまいましたが、カルタは耳から得た情報、目から得た情報、聴覚と視覚を統合して考え、札を取ると言う運動を行います。これらを瞬時に行うことは易しいことではありません。どれか一つが苦手でも全く札が取れないことも考えられます。幸い低学年組も高学年組も1枚も取れなかった子はいませんでした。
今回は文化の日にちなんで「伝統に触れよう」と言うことで日本の伝統的な遊びであるカルタに触れましたが、あらためてカルタの難しさ、奥深さ、そして楽しさにも触れられたような気がします。
日本にも昔から引き継がれている遊びは数多くありますが、時代の流れと共にやる機会が減っている遊びもあります。このような遊びは五感にアプローチできる遊びもがたくさんありますので、これからも体験していきたいと思います。
またのご閲覧をお待ちしております。