ハートリンク放課後等デイサービス本郷台≪栗拾い≫

こんにちは。ハートリンク放課後等デイサービス本郷台です。
9月の声を聞いても暑い日が続いていました。このところやっと涼しさを感じられると思ったら空模様の方が下り坂で、中々気持ちの良い秋晴れに会えません。秋の3連休も2週続けて台風で雨模様と思われましたが、2回目の3連休は前半雨で後半は天気も回復しました。そんな中ハートリンク本郷台では栗拾いに外出してきました。

栗拾い

栗拾いの外出が決まってから色々な栗園や果樹園に連絡しましたが、茅ヶ崎近辺は時間が合わなかったり、今年はやってなかったりで伊勢原の方まで足を延ばさないとできないとかと思われました。引き続き探していると…なんと横浜市内でハートリンク本郷台から車で30分程のところにある果樹園で栗拾いができるところを見つけ早速連絡してみました。
一度果樹園の様子の確認と打ち合わせのために下見に行くと、そちらの果樹園は梨や柿、桃、ぶどう狩りなどができる広い敷地の果樹園でした。今年は栗は生っているが、ハートリンク本郷台で栗拾いに行く予定の日に栗が拾えるようになっているかは確約できないと言うこと。栗の方もまだ青いいがに包まれた大きな栗がたわわに実っており、これが当日までに熟してくれれば十分楽しめそうな量でした。
この状況をハートリンク本郷台に持ち帰り、話し合ってこちらの果樹園でお願いすることとしました。当日までに何度か連絡をして栗の熟成状況などを尋ね、予定日の4,5日前には大丈夫でしょうとの返事を頂き、予定通り栗拾いを行うことにしました。

栗拾いの目的

栗拾いの目的として
  • 秋の味覚を取得することで、季節感を感じる。
  • 栗が木の上でどのように生っているのかを観察してもらう。
  • 果樹園の人の説明を聞き、栗の取り方を知る。
  • 栗園までの坂道を上り下りすることで粗大運動を行う。
  • いがを両足で剝いたり、竹べらで栗の実を取り出したりすることで微細運動を行う。
  • 傾斜地で移動したり、栗拾いを行うことで体幹を鍛える。
  • 果樹園の方に挨拶したり、お礼を言うなど適切なコミュニケーションが取れるようにする。
  • 仲間と協力して栗拾いすることを楽しむ。
などの事を目的として栗拾いの活動を実施しました。

栗拾い当日

前週の3連休に続き、再び台風の到来で前日も降ったりやんだりでしたが、当日は曇り時々雨の予報だったので、子ども達も楽しみにしていることもあり、レインウェアと長靴を持ってきて欲しい旨をご家族様にご連絡させて頂き小雨決行としました。ゴム引きの作業用の手袋もいが対策として人数分用意して当日を迎えました。
当日はどんよりとした曇り空、朝の送迎時には時折雨も降っていました。果樹園は近いので、当初から出発はお弁当の後の予定でした。午後に雨が降らない事を祈りながら栗拾いに備え新聞紙じゃんけんで体幹を鍛えて、お弁当を食べた後、見事に雨はやみ曇り空の中栗拾いに出かけました。到着して準備を済ませると栗畑に案内して頂き、そこで下に落ちている栗を使って果樹園の方に取り方を教えて頂きました。
  • 木の下に落ちているいがの中の栗といがの外へ出ている栗を拾う。木に生っている栗は取らない。
  • 落ちているいがを足で踏んで開く。
  • 竹のへらで中に入っている栗を取り出す。
  • 栗は栗を入れるかごへ入れ、いがは周りに置いてあるかごへ集める。
  • 足元が滑りやすいので注意する。
  • いがは鋭く刺さると痛いので注意する。特に腰を下ろすとき!(おしりに刺さるそうです。)
ひと通りレクチャーを受けて戦闘開始です。予め伝えてあったグループに分かれて指導員と一緒に栗を拾い始めます。始めはおそるおそるいがを踏んで開けていたものの、慣れてくるスピードアップしてどんどんかごの栗が増えていきます。
みんな長靴を履いていたので、斜面で転んだりすることもなく、指導員とともに「いがに気を付けて」とか「ここはもう取ったから向こう側に行ってみよう!」と声を掛け合いながら栗拾いを楽しんでいました。
ある男の子は栗拾いの経験者で「俺、栗拾いのプロだから!取りすぎちゃったらどうしますか?」と豪語していましたが、その言葉通り、速い、うまいとどこかの牛丼屋のようにたくさん取ってくれました。
他のみんなも頑張ってたくさん取れたので、果樹園の方が取れ高を見て声を掛けて下さり、栗拾いは終了しました。車を止めた果樹園の倉庫の方に戻って虫食いのもの等を取り除いてもらい、指導員が1人分に小分けして渡し家に持ち帰ってもらいました。最後は、みんな元気な声で「ありがとうございました!」とあいさつすることができました。

ミカン狩りやいちご狩りなどは、これまでに活動に取り入れてきましたが、栗拾いは初めてでした。木からもぎ取るのではなく、いがから取り出すなど難易度の高いプロセスを経て取るということと、栗は取ったその場では食べられないので、ほかの果物狩りに比べて楽しみが少ないかとも思ったのですが、上述の「栗拾い名人」だけでなく、他の子どもたちも、たくさん取れたこともあって「楽しかった」と言ってくれました。栗の豊作、不作にもよりますが、来年も栗拾いの活動を企画して楽しみながら色々なことを学び、身体も動かせると良いと思います。
取れた栗を茹でて食べてみましたが、実も詰まっていてとても美味しかったです。
またのご閲覧お待ちしております。