ハートリンク放課後等デイサービス本郷台≪ビジョントレーニング ≫

こんにちは。ハートリンク本郷台です。
まだまだ寒い日が続きますが、時折暖かくて気持ちの良い天気の日が出てきましたね。これから徐々に暖かい日が増えてくると考えると暖かくなるのが待ち遠しくなってきますね。
さて、ハートリンクのお子様たちはというと、もうすぐに卒業式を迎えたり学年が上がる事を意識しているお子様が多いようです。新しい環境に向けてワクワクや不安など様々な気持ちがあると思いますが、笑顔で楽しく新生活を送れるように私たちもお手伝いしていきたいと思います。
そんな中、ハートリンクのお子様たちはビジョントレーニングに取り組みました。

活動内容

活動内容としては光るボタンが付いた電子版の前に座り、スタートの合図と同時に光ったボタンを押して消していき、制限時間30秒までに何個押すことが出来たか計測する流れで行いました。また、今回は待ち時間の際には卓上で数字探しや線つなぎ迷路などのプリントにも取り組みました。
計測を行う前にはボタンを押す際の力加減や押す位置、頭部をなるべく固定して眼球運動で光るボタンを探すことを促し、目のストレッチを行ってから計測を行いました。
卓上プリントは
①ばらばらに並べられた数字を1~50まで順番に指をさしながら読む数字探し
②乱雑に引かれた線をたどってゴールを目指す線迷路
③ペアに指示されたイラストと同じ手の形を瞬時に作る目と体のエクササイズに取り組みました。

活動目的

活動目的としては、ビジョントレーニングを通して目を動かす力や見る力(視覚機能)をつける事を目的に取り組みました。
視覚機能とは①対象物を目でとらえる(ボールが来た)②とらえたものの情報を処理する(ボールの形やスピードを確認)③処理した情報をもとに行動を選択(ボールを捕る、避ける)動きがすべて視覚機能に基づいて行われます。この①入力②情報処理③出力を鍛えることによって、読み書きや運動、物の動きや形などを想像する力をつけることがビジョントレーニングの目的になります。
視覚機能とひとまとめに説明しましたが、眼球運動は跳躍性眼球運動や追従性眼球運動などと細かく分かれており、それぞれの働きに対して適切な方法でビジョントレーニングを提供する事も大切になります。
跳躍性眼球運動とは見ていた点から次の点へ対象物を変える時に目を素早く動かして切り替える動きになります。上下左右の平面的な動きだけではなく、近いものから遠いものなどの奥行、切り替えた視点を保持する事も含まれ、スムーズに行うことが難しいと・黒板の書き写しが苦手・文字を読む際に次の段落を探すのが苦手・文字や絵を描くのが苦手・人を見つけるのが苦手などの様子が見られます。卓上で行うものですと今回行った数字探しなどが有効的なトレーニングになります。
追従性眼球運動とは対象物を目で追ったり制止したものを見続ける動きになり、動いているものを目で追ったり歩いている際に道や目標物を目で追う際などに使われます。スムーズに行うことが難しいと・自分の位置感覚が把握する事が難しく、壁や物に当たる・文字を描いたり手先の細かな作業が苦手・文章を目で追うことが苦手などの様子が見られます。卓上で行うものですと、今回行った線迷路や点つなぎなどが有効なトレーニングになります。

活動の様子

計測を行う際には何度も行っている為、お約束事を意識しながら積極的に取り組むことが出来ました。普段目を動かすことを意識して行わないので、体力を使ったと思いますが好スコアを狙って頑張ることが出来ました。

卓上課題に関しては初めて取り組みましたがルールを提示するとスムーズに取り組むことが出来ました。ペアと行うとゲーム感覚で楽しむことが出来、今後も提供していこうかと思います。

終わりに

最後までご閲覧頂きありがとうございました。
卓上でやる課題についてはご自宅でも取り組めるので、興味がある方は、「ビジョントレーニングプリント」等で検索してみてください。集中力や目の動きをたくさん使いますので、無理のない範囲で取り組むようお願いします。
今後も提供する支援の質を高め、お子様たちにも楽しんでいけるよう精進致しますので、よろしくお願いします。