ハートリンク放課後等デイサービス本郷台《ボール回し》

こんにちは。ハートリンク本郷台の本宮です。
日の落ちる時間が短くなると共に肌寒くなり夏の終わりが悲しくなる時期ですね。とはいえ気温の高い日もあり寒暖差が激しいので体調管理も万全にして健康な体でお過ごしください。
さて、そんな夏の終わりを感じる時期にハートリンク本郷台ではボール回しを行いました。ご自宅や公園でも気軽に行える運動なのでぜひご参考にして下さい。

ボール回しの内容

ハートリンクで行ったボール回しはグループに分かれて行いました。使用したボールはバランスボールです。
①2か所ポイントを作り人数が均等になる様に分ける                                                 ②反対側のポイントからくるボールをキャッチしてまた反対側のポイントへ投げ返す                                ③投げ返したら次に並んでいる児童と交代する。
この流れを繰り返して5分間の間に何回落とさずにボールが繋がったかを数えました。                              お約束事として                                                      ・ボールは頭の上から投げる                                                      ・反対側のポイントへはボールをワンバウンドさせて相手に届くように投げる                                          ・相手がキャッチしやすい力加減でボールを投げる                                                ・ボールは一度キャッチしてから相手へ投げ返す                                              これらの事を事前に取り決めて行いました。

目的

ボール回しを行う目的としては                                                                              ・ボールを目で追いキャッチする際の眼球運動                                                    ・ボールをバウンドさせる位置を探す視空間認知                                           ・ボールが来る位置を予測してキャッチする際の目と体の協応                                     ・相手が取りやすい力加減で調節を行う固有感覚
これらの感覚をほぼ同時に用いてボールを投げたりキャッチしたりを繰り返す複合運動になります。これらの感覚を統合する目的を持って取り組みました。複数の動き(課題)を意識して運動する事は難易度の高い運動になりますが、ボール回し等では遊び感覚のまま無意識に複数の運動が同時に出来るようになります。また、感覚統合以外にも相手との意思の疎通であったり、相手を思い合ってボールを投げる等のコミュニケーション能力の強化も目的として取り組みました。

ボール回しの様子

                                         

いざボール回しを行ってみると・・・思いのほか回数を繋げることに苦戦している様子でした。ワンバウンドでボールを相手に届けなければならないのでボールをバウンドさせる位置や力加減を調節する事に時間がかかっていました。ですが時間が経つごとにバウンドさせる位置や力加減を調節する事が出来るようになり、最後の方はスムーズにボール回しが出来ていました。バウンドさせる位置を調節する事が難しい様子でしたら目印などをつけてそこに向かってボールを投げる等も効果的です。

まとめ

今回は難易度を下げるためと粗大運動を促すためにバランスボールを使用しましたが、ボールのサイズを小さくすることで徐々に繊細な動きが必要になり難易度も上げる事が出来ます。グローブがあるご家庭ならキャッチボールをしても楽しむと同時に効果的な運動になりますのでご興味のあるお子様にはおすすめです。また、今回はボールを投げて捕るでしたがサッカーのドリブルやパス回しにも同等の効果が得られますのでこちらの方もぜひご一緒に行って下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。これからもお子様方が楽しめるレクを提供出来るよう日々精進いたしますので今後とも何卒よろしくお願いします。体調管理にも気をつけて元気な体で9月をお過ごしください。
それではまた次回も宜しくお願い致します。